リバース第9話
6月9日
リバース第8話
リバース第7話
5月26日
リバース第6話
5月19日
リバース第6話
・第6話は明日香のモノローグから。公園のブランコにのって、隣の七海ちゃんがシャボン玉で遊んでる姿が微笑ましくてでかわいい。ただ、そんな穏やかな光景とは裏腹に、明日香から語られた広沢像は、これまで深瀬、谷原、浅見、村井が語ってきた良い人の広沢像とはちょっと異なる意外な内容も含まれていたのが印象的。
明日香「兄に睨まれると、大抵の男は黙った。でも、広沢さんは違った。怖いものなんてなにもないみたいだった。不機嫌な顔も弱気な顔も見たことがない。誰に対しても態度を変えないところも好きだった。彼女いますかって聞いたら、いるよって言った。同じ高校だった女の子と付き合ってるって。その時の広沢さんの顔、今でも思い出せる。あまり、幸せそうには見えなかった。」
優しくて、器が大きくて、誰からも好かれていそうな広沢だから、彼女がいたとしたら、それはとても幸せそうなんだろうなって勝手に思っていたけど、そうではなかったようだ。確かに、村井から彼女のことを聞かれたときも話したがらなかったけど、それも理由だったのかな。広沢も闇を抱えていたのだろうか。村井が言ってた、だからあんなこともできたのかなという言葉も引っかかる。広沢はどんな人だったんだろう…。
・深瀬、深瀬、谷原、浅見、村井、明日香と続いた冒頭の独白。このシーン、衣装がベージュ・白・グレー系の服でみんな統一感があるのも意味があるのだろうな。秘めていた本音を語っているような印象。リバース公式HPは白と黒の2パターンのトップページがあるけどリンクしてるのかな。
・会社が倒産した深瀬が、谷原の病室へ。事実を知って「どうしてこう次々に悪いことばかり起こるんだろう…」と嘆くと明日香と、「最初はものすごくショックだったんだけど、、新しい人生を踏み出す、チャンスかなと。うん。」とピンチをチャンスに変えるべく前向きな深瀬。この対比が印象的だった。明日香の落ち込み具合が、深瀬のポジティブさを際立たせているし、突然人が変わったようにポジティブになり、自分で自分に言い聞かせているような態度をとっていた深瀬がとてもいとおしい。大学の時に深瀬が広沢に話していた「就職が人生を変える最後のチャンスなんだ」という考え、広沢に「深瀬が変えたいって思っているうちは最後じゃないよ」と言われた言葉が深瀬を動かしてるのかな。
・明日香「兄は、もう戻ってこないような気がします。広沢さんが死んだことに、兄は深く関わっている、そんな気がしてしょうがないんです。」
明日香のリバース映像。爆発する車、タクシーの中の涙目の明日香、行くぞ!と叫ぶ村井、何があったの!と叫ぶ明日香、明日香を引っ張る村井、1人で雪山を歩く明日香、窓から兄を見つめる明日香、タクシーを出て電話している村井、
明日香「あの日、兄は途中でタクシーを降りたんです。」
・誰かと電話している村井。「どういうことだよ。河原ってどこの?はぁ?」最初は ちょっとイラついているような声。でも、途中で何か納得したような、気掛かりなことが起きたような声のトーン、表情に変わる。明日香が「誰から?」と聞いても、「待ってろ」としか言わず答えない。外に出て何やら深刻そうにしばらく電話。明日香が「お兄ちゃん!」と声をかけると、「そこでちょっと待ってろ。」と迷いのない足取りで、吹雪の雪山の中に入っていってしまう。
ラジオのニュース「長野県斑丘高原のホテルでスキー合宿に来ていた宿泊客の貴重品が何者かによって盗まれました」深瀬が運転していた時に流れていたニュースと同じ。何度も印象的に流れるこのニュース、広沢の事故と絡んでいるのは間違いないはず。。
周りが真っ暗になり、明日香が村井を探しに外に出ると、衝撃音。
明日香「兄が戻ってくる前、音が聞こえたんです。」
兄の足取りを追う明日香。村井が戻って来たが、その奥に燃える何か。「どうしたのお兄ちゃん!」と叫ぶと、村井も「いいから行くぞ!」と怒鳴る。村井はおそらくかなりのシスコンで妹に優しくしていたはずなのに、これほどまでに怒鳴るのはとても違和感。
明日香「後から考えると、あれは車が爆発した後だったんじゃないかなって。」
電話の相手は誰?電話の相手がいるところに向かったの?吹雪の雪山を何か目的を持って歩き出す村井に驚いたけど、別荘は村井家のものだから、おそらく村井はこの辺りの地理に精通していたのかな。位置関係を把握できていて、何かをするために出て行った。村井のこの行動に謎が深まる。浅見が爆発した直後村井の姿を見たと証言しているが、この時の村井を見たのだろうか。村井はいったい何を隠しているのだろうか。自分の行為は話さずに、浅見と谷原の隠ぺい行為を深瀬に話し、疑いを持たせようとしているのはなぜか。。隠さなければならない理由は何か。ここで思い出す、小笠原が言っていた言葉。「あの一件を事故に見せることで一番得をしたのは一体誰か。」「どうしてもあれを事故で片付けたいと思ったやつがいるということだ。」ずっと引っかかっていたけど、この件を事故に見せることで、危機を免れた人はいても、得をした人などいただろうか。まだ見えていない何かがある?
・村井がタクシーを止めて外で電話してる場所、浅見たちも通ってた道と同じだね。浅見が運転する車が揺れて、谷原が対向車が来たらどうするんだよって話してた時に通ってた、小さな橋。村井のいた場所、浅見と谷原がいた場所、車が爆発した場所、位置関係はどうなっているのかな。
・浅見が車の近くにいる村井を見た、村井は何も見なかったと言っているという話を聞いた明日香。明日香が見た事実では、村井は確実に何かを隠しているし、何も見なかったはずがないと思っているはず。そして、谷原とのことを励ましてくれた浅見を明日香は悪い人だとは思っておらず信用しているはず。ここで実の兄といえど、自分の見たものと違う証言をしている兄に対して、さらに疑いが深まったのでは。
・深瀬「何があったのかは、本人にしかわからないよ。」
・村井がタクシーを止めて外で電話してる場所、浅見たちも通ってた道と同じだね。浅見が運転する車が揺れて、谷原が対向車が来たらどうするんだよって話してた時に通ってた、小さな橋。村井のいた場所、浅見と谷原がいた場所、車が爆発した場所、位置関係もいまいちよくわからない。。
・ここであの音楽とともに小笠原登場。今回は、深瀬がかなりの強気で、目がギンギンで、なんでこんなところにまで!という怒りの剣幕だったからか、ごめんごめんごめんと後ずさりで最初から平謝りの小笠原。本当に関係性が変わったね。あんなに小笠原に怯えていた深瀬だけど、かなり強気な態度を取れるようになった。「ホントに帰ってください!はー!」って鼻息荒く小笠原を押し返してお怒りモード深瀬とかちょっとおもしろくてかわいい(笑)見たことない深瀬。でも結局最後は「昨日すっごく面白い話を聞いたんだけど。聞く?」という小笠原の手の内に転がされる。
・スーパーで小笠原と協力して、美穂子のストーカーを捕まえる。深瀬が鬼の形相で問い詰める。あの気弱な深瀬がすごい剣幕。「美穂ちゃんに二度と近づくな!」と怒鳴る深瀬は深瀬なりに鬼気迫るものがあった。ストーカーは、深瀬の家に手書きで「人殺し」貼り紙、美穂子に手書きで「深瀬和久はお前を不幸にする」の手紙を送っただけ。その他の犯人とは無関係のようだ。まだ明らかになっていないのは、
美穂子の1通目のパソコン文字で告発文を送った人
浅見の車のフロントガラスにパソコン文字の貼り紙をした人
村井の事務所玄関のパソコン文字の貼り紙をした人
谷原の会社にパソコン文字でFAXした人
谷原を駅から突き落とした人
深瀬に脅迫のメールを送ってきた人
村井を軟禁した人
・小笠原に村井のことを相談する深瀬。信用してる。
小笠原「でもこれだけははっきりさせととこう。俺は君の敵じゃない。広沢くんのお母さんもそうだ。俺はお母さんの手下でもなんでもない。いいかい?俺が知りたいことと、君が知りたいことは同じなんだ。」
深瀬「できれば俺の方が先に答えに辿り着きたいですけれど。」
小笠原「広沢くんについては君の方がはるかによく知っている。」
深瀬「そうでもないんですよ。思ったより全然。」
小笠原「ならばだ。整理すると、君よりも広沢くんのことをもっと知っている人物を見つければ、この謎は解けるっていうわけだ。」
小笠原の的確なアドバイス。真剣な表情の深瀬。広沢のことをもっと知るためには何をすべきか考えていたのかな。深瀬と小笠原が何度も接する内に仲が深まって、絶妙に良いコンビ感出してるのもおもしろいなぁ。最初はあんなに小笠原に怯えてた深瀬だけど、今は慣れて、強気にも出られるようになったし、信用に値する出来事もあった。しかし小笠原の情報網すごい…そして小笠原の過去も気になる…
・ゴミが溢れた部屋に閉じ込められている村井。ドアの割れた部分から腕だけ出して、ドアノブをガシガシして、出してくれ。。ってなってる村井がホラー…。
・深瀬が家で履歴書を書こうとしていると、美穂子が訪ねてくる。散歩する深瀬と美穂子。美穂子から実家の大阪に帰るかもしれないと打ち明けられる。お母さんの身体と良くないそう。
美穂子「深瀬くん言ってたじゃない?手遅れかもしれないけど、変わりたいって。私も同じこと考えてたの。」
深瀬「なんで変わる必要があるの?美穂ちゃんはすごく素敵な女性だよ。」
美穂子「ありがと。でも私は、自分が苦手っていうか、そんなに好きになれないの。人が笑って受け流せることを自分だけが受け流せないし、人が許せることを自分だけが許せない。心が狭いんだよね。この性格のせいで、友達とか家族とか、すぐ傷つける。今度こそ許そう、今度こそおおらかになろうと思ってもダメで。深瀬くんのことも嫌な気持ちにさせたよね。」
深瀬「まさかあんなことを言われるとは思わなかったけど。」
美穂子「ほんとごめん。」
深瀬「それでも深瀬くんは悪くないよとか適当に慰められるより良かった。俺、厳しくされたい方なのかも。」
深瀬から事故の話を聞いた時のリアクションも、軽蔑するかのような厳しい反応だった。それは美穂子のこういう性格が起因していたんだね。そして、美穂子が受け流せなかったこと、許せなかったこととはなんだろう。美穂子はいったい何者なんだろう。厳しくされたい方なのかもと、正直にでもちょっとくすっとさせる言葉をくれる深瀬は本当に憎めなくてかわいらしい人だなぁ。
・深瀬と浅見の電話。深瀬が愛媛に行ってみようかなと話す。「じっとしててもさ、何も解決しないような気がするし。」じっとしてた浅見にも響いたかな。浅見も「俺も行こうかな。ついでに行きたいところがある。」と。「長野。斑丘。」と発する浅見の、何かの心に決めたような、強い意志を感じさせる表情。「二度と行くかと思ったけど、もう一度、現場見てみたい。」また訪れようと思ったのは、ちゃんと当時の事故と向き合おうとしたからなのかな。浅見の気持ちを思うと本当に辛い。張り裂けそう。
・バックショットからの玉森くんの手首新鮮ですね!!骨ばった右手手首…!美しい!サラサラヘアの真ん丸後頭部!かわいい!
・深瀬はストーカーを捕まえた話を浅見に報告。小笠原が助けてくれた、あの人俺たちが思ってるような人じゃないかもと話す深瀬。浅見はそんな深瀬のことを本当にお人好しだなと半ば呆れた感じ。「村井が言ってたことも信用してる?」この聞き方…!すごく、冷たい。。自分は絶対に信用できないという感じ。「最後に村井と会った時、何話した?」この言い方も。
・深瀬が「現場で浅見と谷原が何か隠したんじゃないかって」と村井と最後に話した内容を話した時の浅見の目。表情は冷静さを保ったまま変わらない。変わらないんだけど、瞼がわずかに降りてる。本当にわずかにだけ。それだけで心情が伝わってくる。すごく繊細なお芝居だなって。映像で映えるお芝居。「どういう意味?」と深く掘り下げるけど、よくわからない深瀬に、とりあえずは置いておこうという頷き。横顔が美しく、何か抱えているのが伝わるよう。
・斑丘駅。無人駅だということ知り、実際自分の目で見ると、「タクシー来なかったら焦るな」という村井の気持ちもわかる。
・事故現場。枯れかけたお花とブラックの缶コーヒーとみかんが備えてある。Nのためにの缶コーヒーかな。なぜ、コーヒーだったんだろう。広沢も好きだったのかな。みかんは、広沢のお母さんだろうか。
浅見「こんなに底が深かったんだ…。もしあの時…。今更そんなこと言ってもしょうがないか。」
感情がこもってる台詞。「こんなに」の言い方が伝わってくる。浅見は何を言いかけてんだろう。
・あの後すぐに売りに出された別荘。「深瀬」と呼ぶ浅見、蕎麦を食べた時を思い出す。別荘を訪れるシーン何度見ても涙止まらない。二度と行くかと思っていたのに自ら望んで訪れたのは浅見なりに事件と向き合おうとしたんだろうな。でもいざ訪れると、当時のキラキラした思い出が鮮やかに蘇り同時に後悔や罪の大きさに押しつぶされそうになってその場に居られなくなる浅見…。浅見はそれほどまでに「広沢…行ってくれる?」と言ってしまったあの時のことを後悔してたし、人一倍罪の意識を感じていたのかもしれない。キラキラした楽しい思い出が強がっているだけで、本当はすごく繊細で脆い人なのかもしれない。罪の意識に苛まれながらも、自分の夢だった教師を全うすることで、あの時の罪を赦されようと必死に生きていたのかもしれない。。浅見の10年を思うと、本当に苦しい……。浅見は幸せを感じることあった…?どんなことに幸せを感じてた…?
・谷原の「肉肉野菜のリズムでお願いします」の楽しそうな会話、浅見の「俺はこんなところで棒に振りたくない」「広沢、行ってくれる?」広沢の蒔きをくべる後ろ姿。。。楽しかった思い出とずっと後悔してきた一言、広沢の面影…。このカットが盛り込まれるとまた涙を誘う。「大丈夫。俺、行くわ。」と微笑む広沢の姿を思い出す深瀬。深瀬の後悔もつらい。何もできなかった自分を責める深瀬。。
・長野北警察署に話を聞きに行く深瀬と浅見。。「あの年の冬はその事件と窃盗事件で騒がしかった。犯人は捕まった。一網打尽だった」「交通事故に不審な点なんてなかった」深瀬が捜査に不当な圧力がかかったことは?と聴くと「記憶にないな」と。でもどこか怪しい。小笠原については「左遷された後、相当荒れた。奥さんと娘さんが愛想を尽かして出て行った。思い込みが激しい人だった。亡くなった学生のお母さんに、事故ではなく事件の可能性があるとしゃべっていた。お母さんは、新しい情報情報入っていないか聞きによく訪ねてくる」
・莉子からの電話を保留にして取らない浅見。カフェでは取っていたのに、突然どうして?何か浮かないような表情。
・森下先生に「あさみんはいつ帰ってくるのか、謝りたい」と詰め寄る莉子。納得できる答えをもらえずに、思い悩むような表情。
・愛媛、下灘駅に着く深瀬と浅見。千綿駅と似てるね!「あーー虫!あーーあーー」と虫に怯える深瀬に、「女子か!」と突っ込む浅見。くすっと笑わせてもらえるシーン。
・広沢の御墓参りをする深瀬と浅見。そこには広沢のお父さんが。
・広沢の実家。深瀬と並んで歩く浅見の麗しさたるや。ちょっと玉森くん美しすぎて新鮮にびっくりする…。肌の透明感と整ったお顔とスタイルの良さ…。
・「いらっしゃい!」と歓迎するように笑顔で迎えてくれる広沢母。その姿を見ても、臆することなく「確かめなきゃ…」と目的を全うしようとする深瀬、強くなったなぁと。表情も鋭くて、犯人を見つけたい並々ならぬ意気込みが伝わってくる…
・広沢家で夜ご飯。「由樹くん、実家のカレーが一番おいしいって言ってました」と広沢との思い出を話す浅見。 広沢父は、広沢と谷原は野球つながり、広沢と浅見は家庭教師仲間というエピソードは覚えていたけど、深瀬のことは知らなかった様子。深瀬自身は、広沢を唯一の親友と思っていたけれど、広沢は谷原や浅見、村井とも交流は深く、親にまで存在を知られている存在だったということがわかるけど、深瀬のことはコーヒーを淹れてくれる友達がいたというエピソードは伝わっていても、深瀬とそれが一致するまでではない。広沢は友達のこと、彼女のこと、親にどう話して、どう考えていたんだろう。
・深瀬が語る広沢との関係について。「僕は小さい頃から人づきあいが苦手で、初めてできた親友が広沢くんでした。コーヒーを一緒に飲むの時間が好きでした。みかんの蜂蜜入れてみようって広沢くん言い出して、すごく美味しかった。」広沢母が覚えていた広沢の友達がいつもおいしいコーヒーを淹れてくれたエピソード。広沢母はてっきり女の子だと思っていたが、深瀬からの話を聞いて深瀬のことだったと理解する。が、これは本当に深瀬のことだったのか。。もしかしたら、本当に女の子がいたのかもしれない。深瀬のことだったら、浅見や谷原のように名前も出てきそうなものだが…。
・広沢母がてっきり女の子だと思っていたことから、勘違いして自分はそういう関係じゃないと真顔で否定する深瀬かわいいし、そういうことじゃないからって突っ込む浅見もかわいい。ちょっとズレた深瀬と冷静に突っ込む浅見の関係性いいなぁ。
・食事の後片付けを手伝う深瀬と浅見。広沢母が、谷原の話題を挙げたところで、食器を拭きながら、いつ切り出すのかと深瀬の様子を伺う浅見。深瀬はなかなか切り出せないのかと思ったのか、浅見から「谷原、今怪我してて入院してるんです」と切り出す。「先月の30日、谷原の試合を見に行きましたか」とストレートに聴く。ちょっと気まずそうな表情をする広沢母。その姿を見つめる疑い深そうに見つめる浅見。しかし、広沢母は、親戚の法事だったので上京していて、ついでに広沢の好きだった場所を見に行ったと隠すことなく話し出す。話してくれた内容は到底嘘をついているようには見えなかった。この話を切り出す前の、深瀬と浅見の無言の視線のお芝居。
・広沢のアルバムを見せてもらっている時の浅見の顔が優しい。一方深瀬は、考え込んでいるような堅い表情。こんな優しい人たちが俺たちを陥れるわけないと。だとしたら誰なんだ。俺たちを死ぬほど恨んでいる誰か。彼女…友達…。
・「由樹くん女の子に人気あったんじゃないですか」と和やかに聞く浅見だけど、広沢の両親からなにか手掛かりを探ろうとしていたのかな。広沢母曰く広沢はそういう話はしない子だったらしい旅行の時に、ご当地ストラップを買っていたエピソードを話し出す浅見。妹にと買っていたキーホルダーだったけど、由樹くんは一人っ子ですよね?と具体的なエピソード。でも両親は何も知らない様子。広沢は浅見になぜ嘘をついたんだろう?なぜ嘘をつく必要があった?隠したかった?もし隠したかったのだとしたら、なぜ?ここの広沢の真意がわからない。もう亡くなってしまっている広沢のこの時の真意がわかるのだろうか。
・キーホルダーを買っていた広沢にタックルして茶化す浅見、32歳の浅見とは全く違って、学生のノリが出てる。SAで深瀬を押して、女の子とぶつかるようにさせたり、別荘で乾杯する時も「深瀬の内定いわーい♪」ってノリノリで言っていたり、ぴぴぴぴぴ!検挙検挙検挙!みたいに突っ込み入れたり、友達との旅行を楽しんでいるように見えるし、大学生らしい年相応のノリの良さがしっかり出ている。一方、32歳の浅見は、内に秘めたような態度やクールで落ち着いた態度で、学生時代に見せたようなノリの良さは見当たらない。対比がよく表れているなぁと。もしかしたら、4人のなかで一番変わったのは浅見なのかもしれない。そして、その変化を玉森くんはこうした細かいお芝居や、声のトーン、外見でしっかり表せているんだと思う。
・みかん狩りを手伝う深瀬と浅見。アドリブかな?「離すの早いよ」って笑う玉森くん普段の玉森くん出てるかわいい(笑)
・広沢父の話し方が柔らかくてでも頑固なお父さん感もあってとても印象的。広沢父「由樹には、せせこましく見えとったみたいやのう。大学卒業したら1年間、外国に旅したいなんて言いよってなぉ。何いいよんぞ!って大ゲンカじゃわい。」外国のどこかまでは聞かなかったが、聞いてやればよかったなぁ…と遠い目で哀しみを帯びたように話すの広沢父が涙を誘う。
・広沢と仲が良かった人の連絡先を教えて欲しいとお願いする深瀬。「愛媛にいた頃の話を聞いてみたいんです。どんなに付き合いがあったのかとか、どんな友達がいたのかとか、将来何になりたかったとか。」広沢の幼馴染の松永を紹介してもらう。
・復讐をしようとしている人、友達とかはそこまでしないのではという浅見と深瀬。でも、深瀬は彼女ならどうかと。幼馴染で、高校も一緒で、結構しようねと小さい頃から言い合ってて。深瀬はこの可能性まで考えてる。
・松永さんを訪ねて着いたお店の名前がさざなみ!Nのためにの成瀬くんのお家(´;∀ ; `)リバースチームならでは!粋な演出、本当に嬉しい。
・同級生達から広沢の話を聞く、深瀬と浅見。松永は広沢と一緒に野球をやったいて、守っても打っても投げてもすごかったと。 広沢の同級生達は、なぜ今更広沢のことを調べているのか冷ややかな態度。明らかによく思っていない空気で、居心地が悪そう
・広沢のことが好きだったあおいの広沢の話。広沢は中学の時、男子と喧嘩した時あおいを庇ってくれたと。「広沢くんは争いごとが嫌いなんよ。自分が受け止めることで解決するなら迷わず一歩踏み出す。そういう人。」この話を聞いて、10年前の旅行中、自分が受け止めて一歩踏み出した広沢を思い出す深瀬。お酒を飲むと眠たくなるのに、誘いにのってお酒を飲むことでその場を収めたことや、村井を迎えに行く人がいない険悪なムードの中、俺行くわと解決してくれたこと。あおいの語る広沢の姿が、自分が見ていた広沢とそっくりそのまま当てはまる。「できる限りのことを受け入れるって決めてるんやと思う。他に好きな人がいない限り、告白したらええよって誰にでも言ってくれる人や思う。」広沢のことが好きだった葵の深瀬と浅見に対する冷たさは、完全に好きな人を奪われた恨みを感じる。広沢を好きだった人がこの態度。もし、彼女だったらいかばかりかとか想像してしまう。
・高校の時の彼女、カワちゃん。カワベ、カワダ…カワモト…。2年後輩の広沢の高校の時の彼女だそう。広沢と同様、東京の大学に行ったと。由樹が生きていたら今頃結婚していたかもしれない。ここで思い出すのが、野球の試合の前の谷原のシーン。試合なかったらカワベちゃん飲み会くるってよって友達に言われて嬉しそうにしていた谷原。繋がった…。
・由樹が生きていたら今頃結婚していたかもしれないという同級生の話を聞くや否や、お顔が暗くなる浅見。ついさっき深瀬が想像していた話がまさにだった。浅見のわずかな表情の変化で伝わってくるのすごい。
・広沢の親友、古川。超陰気な奴。あだ名が魔太郎。「高校の時って大体部活のやつらと一緒におるやん?当然由樹も俺らのグループに入ると思ってたら、あいついつも古川のところにおるやん。」「由樹も人がいいけ、捨て犬みたいな目で寄ってこられたら、突き放せんのよ。」「当の古川は親友気取りやし、何もできんくせに自分は自分は地味グループじゃないってアピールするために、何でもできる奴と仲良くしたいうだけなんよ。」古川の境遇が、自分と被る深瀬。2話のモノローグで深瀬が語ってた。
・広沢のお葬式で、深瀬達を見て死ね死ねと言ってたという古川。。
・同級生達との別れ際。酔ってさらに厳しい態度同級生達から、浴びせられる言葉。「あんたら最初から雪の中由樹に行かせるつもりやったんでしょ?由樹の両親に謝ったのも聞いてるし、4人ともすごい後悔しとったというのも聞いとる。でも地元の知り合いはみんな由樹が死んだのあんたらのせいやって思っとりますよ。何考えて由樹の実家泊まってるん?最後に墓参りに来たの三回忌のときでよね?その程度の仲でしょ。なんで今更」「過去の行いを賛成してる僕らを見てくださいというなら付き合ってられんよね」「そんなつもりは…」と言う浅見の表情が苦しい。その後、肩を落として、同級生の言葉を聞いてる姿も切なすぎる。後悔してきた容赦ない言葉。同級生から浴びせられる言葉が鋭利な刃物すぎて、ぐっさぐっさ。号泣。
・広沢の地元、愛媛の人々の方言が、とても雰囲気があって、東京から来た深瀬と浅見との違いがより際立っていた。同郷だと、それだけで仲間意識みたいなものがあるけど、東京から来た深瀬と浅見の余所者感がすごくて、切なさが強かった。あと、ゼミ仲間は広沢のことを広沢呼びするけど、高校の同級生は由樹呼びなんだね。些細な呼び方の変化だけど、これが地元の友達と上京してからの友達の違いなのかな。
・帰り道深瀬と浅見。
深瀬「お母さんとお父さんに優しくしてもらって、許された気になってた。でも誰も許してなんてくれてない。今日会った人たちだって自分の大事や幼馴染や同級生を奪ったのは俺たちだって思ってる。」
浅見「広沢に迎えに行けって言わなきゃ、あんなことにはならなかった。後ろめたさが消えないんだよ。それを見透かす生徒もいる。この教師は偽物だって本能的に見抜くんだ。本当は生徒の嘘を責める資格なんてない。…証拠を、崖の下に捨てた。」
この!!浅見のトーン!!!表情!!台詞回し!!ドリボのユウタを彷彿とさせて苦しくなった。涙溢れた。。ドリボで身につけてきたものがちゃんと活かされてる、ドリボがここに活きてると感じて胸熱だった。
哀しく苦しい浅見の語りのシーン。浅見がここまで本音を曝け出したのは初めてだよね。同級生達に会って、真正面から痛いところを突かれて、これまで正しい教師を全うすることで赦されようとしていた浅見の必死に耐えてきた心が折れてしまったかのような。浅見の背負ってきた罪の重さ、ずっと抱えてきた後悔、 どうしてもなりたかった教師を全うする中で隣り合わせにあった引け目、誤魔化し続けてきた自分。。そうした負の気持ちが、耐えきれなくなって溢れてしまったのが伝わってきた。ずっと隠してきたのは更に重い罪だった「証拠を崖の下に捨てた」と告白する浅見の表情の生気の無さ…。
・浅見の2回目のリバース映像。谷原を見つけて揉み合って証拠隠滅をするシーン。
浅見「谷原ー!」(谷原に近寄って周りを見渡す)
浅見「誰の血だ?広沢の…?」
(放心状態で跪いて両手に手袋をはめる谷原。焦り出して血のついた雪を掻き集めて捨てようとする。)
浅見「何やってんだ谷原!!おい!!やめろよ!!」(覆い被さって谷原を止めようとする。)
谷原「警察が…警察がこの血痕調べたら、広沢が酒飲んでたこと一発でバレる。」
浅見「やめろ!!谷原!!」
谷原「飲ませたやつも罪になる。」
浅見「おい!!やめろ!!」
(証拠隠滅を力づくで止めようする浅見に逆に覆い被さる。)
谷原「内定取り消されるぞ。なぁ…なぁ…!浅見、なぁ…お前…何があっても教師になりたいんだろ?なぁ?そうだろ?」
(無言で固まる。泣きそうになりながらしばらく動けない浅見。再び証拠隠滅する谷原。葛藤している苦悶。決断を下し、証拠隠滅を始める浅見。しばらくすると衝撃音。)
・2017年に戻る。
浅見「バレたらやばい、バレたら教師になれない。頭にあったのはそれだけだった。深瀬、もう罪の意識を感じないでくれよ。お前には何の罪もないんだ。」
深瀬「何にもできなかった。ホントに無力だった。広沢が死んでるのをただぼんやり見てるだけだった。」
浅見「俺、教師辞めた方がいいのかな。」
深瀬「森下先生言ってたよ。浅見先生みたいな本物の教師になりたいって。酒一滴ものまなくなったのは、悔やんでるからなんだよね?サッカー部のことうやむやにしたら、ろくなことにならないって言ってたよね?本気でそう思ってるから、いつも生徒たちのこと真剣に考えてるんだよね?それって偽物とは言わないと思う。」
この時の浅見の表情もすごい。生きる気力を失ったような、目に光を宿していない、力なく弱々しい浅見。今にも消えてしまいそうな、このままいなくなってしまうそうな。こんな浅見の姿、表情、これまで見たことがなかった。真面目でストイックで常に正しくあろうとしてきた浅見だったけど、本当は弱い自分、罪の意識に押しつぶされそうにな自分を隠して、必死に耐えていたのかもしれない。愛媛の同級生達から本音をぶつけられたこと、深瀬の許してくれてないという言葉。浅見は正しく教師を全うすることで赦されようとしていた、赦されると思っていたけど、それは自分のエゴだったことに気付かされた。いや、きっと気付いていたけど、気付かないふりをしていただけかもしれない。今改めて罪の意識に苛まれて苦しんでいる。つらい。
罪はごまかしても罪と生徒に言ってきたけど、それは自分への戒めでもあった。生徒にはそう言い続けてきたけど、実際自分は誤魔化し続けてきた。罪を誤魔化したまま教師をしている自分は偽物の教師だと思いながらも、どうしてもなりたかった教師を続ける浅見はどんな気持ちで生きてきたんだろう。後ろめたさが消えない、生徒に見透かされていると思いながら。禁酒を続け、現時点では色恋沙汰的な話もない浅見の10年はどんなだっただろう。。
・ずっと隠してきた事実を徐々に打ち明け、真実を明らかにした事は、浅見が前に進むきっかけになるのだろうか。そして誤魔化してきた事を明らかにして、真実と向き合った時、本当の意味で赦されるのかな。。浅見の事を思うと本当に胸の張り裂けそう。。
・森下先生から莉子がいなくなったという連絡。鋭い視線になり、先生である自分を取り戻したかのよう。もう遅い時間なのに急いで戻る浅見。莉子に電話をかけるも留守電。心配そうに急いで戻る浅見は、間違いなく本物の教師だよ。。
・広沢の家で高校の卒業アルバムを見ている深瀬。深瀬の広沢ノートに追記。「広沢由樹の彼女はカワちゃん。広沢由樹の親友は古川大志。」ふと外を見ると、深瀬の部屋の方を睨むようにしている人影が。外に出るの逃げ出す人影。追いかける深瀬。それは広沢の親友だった古川だった。冴えない古川も走り方がとことん鈍臭そう。そして遅い。深瀬といい勝負。2人してすっ転んでしまう。古川「人殺し…お前ら人殺しのくせに何かがまわっとんのですか。」ストレートな発言にびくっとする深瀬。
・閉じ込められている村井に差す光。無精ひげも生やしてひどいお顔。。
・「どうしたんだよ。なんのための前進守備だよ…」と譫言を言いながら目覚める谷原。ほっとして抱きつく明日香。谷原おかえり…!!
・リバース5話、カフェで相良に手紙を書いていた浅見に莉子から電話。莉子への言葉は優しくてちゃんと先生だったけど、いつ戻ってくるの?と聞かれると、思い悩むような苦しそうな表情をしてた浅見。なぜそんなお顔してるんだろうと思ってたけど、6話で理由がわかった。全て繋がってくる。浅見は教師を辞めようと思っていたからなんだね。あ、泣きそう……。
・浅見が現場に着いた時、谷原は手袋をしていなくて、素手だった。あんな極寒の中、いったい素手で何をしていた?あの極寒の中、浅見に電話をかけてから浅見が到着するまでずっと素手でいたの?浅見に電話して、浅見が現場に着くまで、けっこう時間が経っていたが、その間谷原にいったい何が起こっていた?最初は、証拠を隠蔽しようとしていた谷原を止めようとしていた正義感が強く、正しくありたい浅見。でもそんな浅見の正義感を覆す程の威力があった「内定取り消されるぞ。どうしても教師になりたいんだろ?」の台詞が重い。もちろん、谷原自身も内定を取り消される可能性があるからそう言ったのだとは思うけど、絶対に教師になりなかった浅見にとってその言葉がどれほどこわかったか。谷原は、そんな浅見の気持ちもわかったうえで、浅見に隠ぺいをさせたのではないか。飲酒運転とバレる以上に、なにか重大な秘密が隠されているのではないか。広沢の血だって思われるような態度だったけど、もしかしたら広沢のものではなかった?ガードレール曲がりきれずに衝突して崖に堕ち、体が車の外に投げ出されたのであれば、あの時雪道の上に、血痕があったのはおかしいのではないか。いずれにせよ、谷原はまだ嘘をついている。
◯6話を終えて気になる点まとめ
・斑丘高原のホテルで、スキー合宿に来ていた宿泊客の貴重品が盗まれる事件。この地域では、昨年秋から、別荘、ホテルなどで窃盗事件が相次いでおり、同一グループの犯行と見て捜査を進めている。6話で深瀬と浅見が長野の警察を訪れた時に、犯人は捕まり、一網打尽だったと話していたが…。
・美穂子の気になるリアクション。1話でデートしていた時、「あのね…」と何かを言いかけたが、深瀬がケチャップをこぼしてしまい、話さず終い。この時何を言いかけたのか。2話で深瀬から10年前のことを聞いた時「深瀬くんは何も悪くないって思えない。」 と軽蔑するかのような反応。6話、ストーカーに助けてもらった深瀬に何度もごめんなさいと泣きじゃくって謝る美穂子。助けてくれてありがとうじゃない。何かを抱えていて言い出せなくて、でも罪悪感に駆られてどうしようもなく誤っている。。
・1話冒頭のリバース映像の中でまだ明らかになっていない点、気になる点
①「タンブラーが落下し、ガラスの破片が落ち、血で染まる雪」のカットがあったが、この理由がまだ明らかになっていない。タンブラーはおそらく、深瀬が広沢に渡したもの。ガラスの破片は、車の事故?血で染まる雪は、谷原と浅見が隠ぺいした血…?
②浅見「それでも行けって言ったんだよ!」という台詞の状況。
③おそらく村井?「できるわけないだろー!」と叫んでいた台詞の状況。
④まだ明るい中、ガードール?に向かって小走りの谷原
⑤1話の深瀬のリバース映像の中に、車がトンネルを走る映像が重なっていたが、この意味は?
・1話で深瀬が飲酒に気付いたのは、空き缶を投げられたから。この空き缶を投げたのは、スカートが見えていたから莉子かなと思っていたんだけど、莉子だとしたら何がしたかったんだろう。誰だったんだろう。。
◯事故前後の時系列の整理
・浅見の証言による時系列の整理(4話、6話)
17:16浅見と谷原が広沢を探しに行く→二手に分かれる→谷原が何かを発見→浅見に電話→浅見と谷原が合流→血がバレると内定取り消されるぞと揉める浅見と谷原→2人で血を隠蔽→崖の下で車が爆発 →浅見が逃げていく村井を目撃→さらに隠蔽を続ける→浅見が警察に連絡→18:55浅見が深瀬に連絡→村井がタクシーで現場に到着
・村井の証言による時系列の整理(5話)
運良くタクシーがつかまり乗車→雪でこれ以上進まなくなり下車→村井が崖の上の浅見と谷原を目撃→そこに向かうと、何かを隠蔽しているような浅見と谷原を目撃。
・明日香の証言による時系列の整理。(6話)
17:16迎えに来い!と谷原に怒鳴ったあと偶然回送のタクシーに乗車→村井が誰かと電話→タクシーの外に出る→村井1人で雪山の中に→明日香が探しに行くと爆発音→戻ってくる村井、その奥で何かが燃えている様子→明日香が「どうしたの」と聞くと「いいから行くぞ!」と怒鳴る村井→兄に従う明日香、後ろには何かが燃えてる映像
当時の事を語る3人。こうして整理してみると、誰も嘘はついていないような気がする。嘘はついていないけど、隠している。村井と谷原はまだ何かを隠している。谷原が目覚めて何を語るのか。浅見と明日香の村井についての証言は一致してそう。村井がこの時何をしていたのか。
◯それぞれが語る広沢についての整理
・深瀬「昔広沢が言ってた。人生を変えるのは一杯のコーヒー。美味しい食べ物。見たことのない風景。見知らぬ人との出会い。そんな些細なことが人生を変えていくんだって。」(第1話)
・谷原「一見、人当たりは良かったけど、どこか他人を寄せ付けないところが、広沢にはあった。」(第3話)
・谷原が語る大学時代の広沢の言葉
「負け組か。深瀬は戦ってるよ。戦ってるうちは負けることはないんじゃない。」(3話)
深瀬が思い出した広沢の言葉
・広沢「みんな本当に就職したくて就活してるのかな。どういう動機で就活してるのかなと思って。」
・深瀬「就職が人生を変える最後のチャンスのなんだ」
・広沢「最後ってそんなことないんじゃない?深瀬が変えたいって思っているうちは最後じゃないよ。」(3話)
・浅見「親には気に入られたらしく、中学生も志望校に合格した。なぜ俺はわかってないと言われ、広沢はわかってると言われるのか。」(第4話)
・村井「学生の頃、10年後は何してるかって広沢と話したことがある。広沢は自分には才能がないし、全く想像がつかないと言っていた。だから広沢は、あんなこともできたのかな。」(第5話)
・村井「勘違いで殴られて、普通なら怒って当然なのにあいつ笑って許してくれてさ。器がでっかいというか。」(第5話)
・明日香 「兄に睨まれると、大抵の男は黙った。でも、広沢さんは違った。怖いものなんてなにもないみたいだった。不機嫌な顔も弱気な顔も見たことがない。誰に対しても態度を変えないところも好きだった。彼女いますかって聞いたら、いるよって言った。同じ高校だった女の子と付き合ってるって。その時の広沢さんの顔、今でも思い出せる。あまり、幸せそうには見えなかった。」(6話)
最後に、ぽぽろで玉森くんがオンエア前に監督からお手紙をもらったお話をしてくれてた。めちゃくちゃ光栄だし、そんなチームとお仕事できる事に感謝しかない。そして監督の言葉に全力同意。「自然な表情が美しい」まさに。リバース全編を通して玉森くんの表情の美しさが光るシーンばかり。監督がこんな風に思ってくださっていたから、玉森くんの自然な表情を活かした演出、お芝居で、玉森くんが最大限魅力を発揮できていたんだなと改めて。本当に感謝です。
リバース第5話
5月12日
リバース第5話
・深瀬、深瀬、谷原、浅見と続き村井のモノローグから始まった第5話。このシーン、衣装がみんなベージュ・白系の服で統一されているのは意味があるのだろうか。本音を語っているような印象。リバース公式HPには、白と黒の2パターンのトップページがあるけど、人間には白と黒、表と裏といった2面性が存在するという暗示なのか。
・村井モノローグ
「学生の頃、10年後は何してるかって広沢と話したことがある。広沢は自分には才能がないし、全く想像がつかないと言っていた。だから広沢は、あんなこともできたのかな。」
自分には才能がないし、全く想像がつかないと言っていた広沢だから、できたこととは?前後の台詞からは「あんなこと」が読み取れない。村井は広沢の「あんなことふぁができた」シーンを見た?それは、もしかした明日香とタクシーで別荘に向かう途中?タクシーから外に出て村井と明日香は何をしていたんだろう。
・村井と広沢は、10年後の話をしちゃうぐらい仲が良かった。10年後の話を聞くって、村井的には、明日香のことを思っていたりしたのかな。。
・4話からの続き。
深瀬「けど…なんで村井が…」
浅見「明日香ちゃんは、広沢と付き合ってたらしい」
深瀬「っえ??」
浅見「でも広沢に本命の彼女がいるってわかって…」
(大学時代、村井が広沢を殴るシーン)
浅見「あんな村井初めてみた」
深瀬「でも…だからって…」
浅見はこのシーンを目撃しただけで、その後の展開についてまでは知らなかったということだよね。浅見も聞かなかったのかもしれないし、村井も広沢も話さなかった。旅行中の蕎麦屋で、「村井に告げ口までして…」という浅見の言葉は、これを見たから言ったのかな。。深瀬が村井に広沢と一緒にいるの誰って聞いたら村井が俺の妹だってすぐ答えられたのも、仲が良いのを村井本人も知っていたから。でも、これ、深瀬が見たのは村井の妹なんだよね?本命の彼女もいたわけだから、その子の可能性も…?村井は本命の彼女の存在を知らなかったから、広沢とよく一緒にいる女の子=明日香になるのは当たり前だけど。
・谷原の家。明日香が、小笠原が来た話を村井にする。村井「お前何か話したのか?」明日香「なんにも。」村井「また来ても相手にするな」。何か話したのかってことは、話せる秘密を隠しているということ。村井と明日香が共有している秘密とは?
・深瀬はみんなの住所知らないもんって言ってたけど、村井は深瀬の家を知っていたし、後に浅見も訪ねてくるから知ってた?
・美穂子かストーカーに追いかけられる。このストーカーは誰?なんのために?
・美穂子が狙われたことで、深瀬が犯人を捕まえたい、美穂子を守りたい気持ちが確実に高まっている。「心配かけてごめんね」と深瀬を見送る美穂子の表情が気になる。なにか思いつめたみたいな。
・カフェで相良に手紙を書いてる浅見先生、画になりすぎる!!
「相良良平様
今回の件で、どうしても相良に伝えたい
ことがあって、手紙を書きました。ど
読んでほしい。相良たちから
騒がなくても、他のひとたちだった
じゃないかと思うかもしれない。」
読み取れるのはこんな感じかな。大会に出場停止にはって処分さ決まったけれども、本当に浅見先生が求めていた解決にはなっていない。やっぱり、浅見先生は相良にごまかさずに正直になってもらえるよう、まだ説得を続ける気なんだろうし、それを実現することが赦しの一環だと自分に課しているかのうよう。
・莉子からの電話。
莉子「あさみん元気?どうしてる?」
浅見「校内での通話禁止だぞ」
莉子「クラスのみんなサッカー部のことなんてなかったような顔してる。相良も全く反省してない。悔しいよ。正しいことしてるあさみんが損してる。ねぇあさみん、いつ戻ってくる?」
浅見「2時間目始まるぞ。さぼんなよ。」
なんだこの会話はーーーー!!!ってか、まじ浅見先生かっこよすぎる。。電話してる時の表情、莉子との会話、きゅんきゅんしすぎて胸がいたい…。苦しい。莉子のいつ戻ってくる?の問いにちょっと思い悩むような、苦しそうな表情。浅見はいったいなにを考えているんだろう。でも、声がめちゃちゃ優しい。莉子と接する時の浅見の柔らかさ優しさは特に強い。優しく声をかけた後も、また考え込むような表情。
・深瀬の家に身を寄せている村井の着ている服って深瀬の服かな…?どこかダサさを感じるのは気のせいだろうか。そういう小ネタを想像するのも楽しい。
・深瀬の家の扉をノック連打する浅見笑う(笑)50回以上不亜ノックしてた。思わずしつけーwwwって笑ってしまった。ドアの除き穴から見えるノックしている浅見の表情がまた最高でおもしろい。早く出てこいよって鬱陶しそうな表情。神経質っぽい、せっかちみたいなキャラが表れてるんだろうな。
・牛丼とカレーと味噌汁の食い合わせについて、神経質そうな浅見なのに「腹に入れば一緒でしょ」って言ってるのは意外だった。そこは気にしないんだっていう。「つゆだくだくだくってやつ」は言い方かわいい。だくだくしすぎでしょって村井に言われて、口元がにやって笑ってる。このシーン、浅見と村井がお互いに腹の内を探り合う重要なシーンなんだけど、その前にノック連打とかつゆだくだくだくとかほっこりさせる演出を加えてくるのも、お互いのシーンをより際立てているような気がしていいなぁ。
・村井に「お前も謹慎中なんだろ?」って言われて、「有給消化。ま、形だけだけどね。」と話す浅見も、何気ない言い方なんだけど、謹慎に納得いっていない感が出ていていいなぁと思う。
・深瀬とアイコンタクトをして、視線でお芝居してる浅見。視線と僅かな頷きで深瀬に今訊こうっていう合図。
深瀬「村井があの日、遅れてきたのは、前の日に事故ったからなんだよね?」
村井「そうだけど。」
答える村井を疑わしそうに見る視線。
深瀬「村井は、あの時、その…」
村井「なんだよ?」
村井の迫力に押されてか、気弱さが出たのか、なかなか言い出せない深瀬。そんな深瀬を見て、自ら切り出すことを決意する浅見。僅かに下を向いて意を決したみたいな。10年間ずっと1人で抱え込んできた疑問を直接ぶつける浅見。
浅見「村井、聞きたいことがある。最後に広沢を見たのはお前じゃないのか。」
深瀬モノローグ。突き止めなければならない。次の悲劇が起きる前に。10年前のあの夜、何があったのか。
浅見「正直に話してほしい、村井。あの時、何かしたのか?」
村井「してない。」
深瀬「本当に?」
村井「俺は何もしてないし、広沢のことも見ていない。本当だ。」
村井に疑問をぶつける浅見の表情が、すごく真剣で。でも、疑っているけど、怒ってるみたいな言い方ではなくて、冷静に柔らかく親身になって聞いてる感じ。嘘をついていたことを咎める様子はなく、正直に話してほしい一心というか。村井を見つめる表情が切なげ。
・村井、明日香、広沢
浅見「あの頃、村井と広沢揉めてたよね。明日香ちゃんが二股かけられたって。」
村井「あれか。広沢のこと一回殴ったことあるよ。一緒に遊んでるうちにあの2人仲良くなって。俺も広沢ならいいかなって思ったんだけど。」
村井「勘違いで殴られて、普通なら怒って当然なのにあいつ笑って許してくれてさ。器がでっかいというか。」
広沢の彼女は、普通の子。愛媛の高校から一緒だった。村井は妹を本当に大切にしていたんだろうな。広沢ならいっかなって、妹の相手をかなり真剣に見定めていたような。広沢には兄弟はいないらしい。村井が付き合って長いの?とか詳しく聞こうとするともういいって「俺の話は」と詳しくは話さない広沢。深瀬も知らなかったし、広沢は自分のことは話したくない人だったのかな。それとも、話さないなにか理由が…?村井は本当に彼女がいたかどうかはわからないと解釈。明日香を傷つけないために嘘をついたのかもしれないし。
・村井の答えを聞いて、浅見の反応を確認しつつ、深瀬は話を聞けてよかったよと言うけど、浅見は浮かない表情。まだスッキリしていない、思い悩んでいるような。なんで本当のことを言ってくれないんだって哀しそうにも見える。村井も村井で浅見に対して不信感を持っている。最後に浅見を見る視線が鋭くなった。カレーを食べる村井を見つめる浅見もまだスッキリしていない、どこか冷たそうに見える。村井と浅見の交わらない疑いの視線が交錯する演出がそれぞれわだかまりを抱えている様子が伝わってくる。お互いがまだ何かを隠しているという確信に近いものを待っているから。ただ、直接見ていないない深瀬は純粋に村井の言葉を信じていたのかもそれない。願望も入っているけど、おそらく今の時点で浅見も村井もまだ隠していることはあるけど、嘘は言っていない気がする。歯車がくるってしまっているだけというか。。話してしまったら自分にさらに不都合なことが出てきてしまうから、隠している。お互いがお互いをまだ信用しきっていない、疑い合っているからまだ隠している。本音で話し合えた深瀬にもまだ話せない事。深瀬に最後まで話せるようになるのは、何がきっかけで、どのように心が動かされるのかな。
・村井は6年前に結婚。婚約は、大学生4年生の事件の後だったよね。結婚するまで4年婚約期間だあった。村井妻の、猟奇的な行動こわすぎ。テレビで不倫のワイドショーを見ながら、完全に狂ってる感じ。うるさーいうるさーいって連呼してる姿とか病んでる。。
・美穂子母から連絡。検査入院をする様子。
・美穂子に連絡するのを躊躇っている深瀬。迷ってる感じがまた深瀬らしい。深瀬の家なのに、村井がベットに寝ているのも優しい深瀬だったり、立場の強い村井みたいな関係性を表してるかのようだった。
・村井と妻は見合い。政略結婚。村井は自分の人生を父親に利用されたと思ったら、香織を受け入れられなかったと。仕事と家庭で行き詰まっていた時にことはだけが理解してくれて、一緒にいる時は自分らしく振る舞えた。まずいとわかっていたけど、抜け出せなくなってた。不倫は良くないけど、村井も村井で葛藤したり悩んだりしていて、ちゃんと筋の通った理由があったんだなぁ。。政治家の父親に対して、かなり複雑な気持ちを持ってそう。でも、香織は香織でまたつらいね。。
・深瀬は美穂子と知り合ったのは最近だけど、前から近所でよく会ってたと。だから、クローバーの奥さんから「もしかして、ここで会う前から彼女のこと知ってた?」と聞かれて濁してたんだね。深瀬は、前から美穂子のことを知っていて、片想いだった。「周りを明るくしてくれる太陽みたいな人で、俺なんかには釣り合わないかもしれないけど、がんばりたい。彼女のこと守りたい。」
お互いの本音を話し合う村井と深瀬。お互いをわかり合う第一歩。深瀬の彼女のことを守りたいという気持ちは、村井にも響いたんだろうな。大切な人の守り方もいろいろある。
・小笠原を呼び出す、深瀬と浅見。浅見が深瀬に頼んだ。小笠原も、浅見が深瀬に頼みごとをするのは珍しいと解釈している。小笠原は、ゼミ仲間5人の関係性もよく知っているんだな。小笠原がブランコに乗って登場するシーン、最初はブランコwwってなってたんだけど、それがまた気味悪さや掴みどころがない小笠原のキャラを引き立ててるような気がしてぞくっともした…。これは、監督さんの演出だそうで。ギャップがまたいい味をだしている気がする。
・浅見は、村井のスクープ写真をマスコミに流したのは小笠原なのではないかということから問い詰めていく。次に、谷原の野球の試合の時の写真に写っているのは広沢母で、谷原を突き落した女性が広沢母なのではないかという疑いを投げかける。さらに浅見は、告発文の犯人が広沢母だとしても、一人の犯行は無理、だれか共犯がいるのではないかという推理で問い詰める。深瀬は谷原母が怪しいのではないかというところまでは共通理解だったが、共犯はいる。それは小笠原ではないかという話にまで及ぶとは思ってなかったようで驚いている。浅見は自らの考えをぶつけたかったから、小笠原と話がしたくて深瀬に頼んだんだね。浅見「小笠原さんはどうして僕たちの前に現れたんですか。」確かに、10年経って、事件を直接探りに嗅ぎまわっているのは不思議。小笠原は村井の単独インタビューを用意してくれたらその質問に答えるとどこかでの食えない相手。その答えに「っは?最低ですね。」と言い話す浅見の本当に軽蔑したような言い方…!小笠原の去り際の台詞「駅の階段とかホームとか気をつけなよ。後ろからっぽんって押されると、こわいだろ。」浅見が小笠原を共犯だと疑っているのをわかっていて、最後に意味深な台詞を残していく小笠原…。小笠原はいったいなにがしたいのか。自分の人生を変えられたからというだけで、本当に10年前の犯人を捜しているのか。広沢母と約束したから?その約束も、純粋に犯人を捕まえることだと理解していたけど、他にも何かあるのだろうか。寄席のシーンが気になってくる。。。
・去っている小笠原を見つめる浅見の横顔が美しい。一瞬、窪田くんに似てるように見えた。Nのためにの窪田君とっても大好きだったんだけど、リバースの玉森くんも窪田くん的なポジション(ストーリーとかではなく俳優としての存在感)な気がしていてとても高まるし、嬉しい。
・甲野からもう少し頭を使えよ、ご自分が何をすべきかよく考えてくださいと一喝される村井。怒りで言い返したそうな村井。ことはを守りたい一心で、居てもたってもいられなくて、気持ちのまま行動しようとしていたけれど、それでは守れない。議会は有能な人材を失う。ことはのために自分ができることはなにか、改めて考える。
・谷原の同僚が口を滑らせたせいで、谷原がなにか隠していたことに気付く明日香。さらに問い詰めようと同僚に詰め寄るが、逃げられてしまう。そんな明日香に「明日香ちゃん、、落ち着いて。」と優しくなだめる浅見。。こんなんさ!!!全然落ち着けるわけないやん!!あんな「落ち着いて」聞かされたら逆に更に取り乱す……。めちゃくちゃ優しくて、安心させてくれる声。こんな優しい声を出せるんですよ玉森裕太は……!この優しい声で、しばらくときめきとまらなかったよね。。
・コーヒーを明日香に渡してしばらくは何も話さない浅見。明日香が話し出すのを待っているかのよう。自ら話して落ち着かせるのではなく、明日香の抱えている悩みや不安を吐き出させてあげようとしているのかな。この話しやすい空気感を作れる浅見優しい。
明日香「私だけがなにも知らない。なんでやすくん何も言ってくれないんだろう。家族なのにな。」
浅見「ななみちゃん生まれたときさぁ、谷原が言ってたよ。」
谷原と浅見が居酒屋で話しているシーン。ななみちゃんの写真にちゅちゅちゅちゅちゅってしている谷原は、ずっとこうなんだろうな。会社に出かけていく時も同じことをしていた。浅見に家族はいいぞって感情込めて話す谷原は本当に幸せそう。谷原「それまでは絶対に死ねねぇし、何があっても踏ん張らないとな。」
浅見「谷原は、家族を守るために必死に頑張ってるんだと思う。信じてやろうよ。」
明日香「浅見さん励まし方、お上手ですよね。さすが先生。」
浅見「あれ?(笑)馬鹿にしてる?」
明日香「してません。ありがとう。」
意識が戻らない谷原の妻、明日香をこんな優しく励ませる浅見(涙)こんな人が悪い人なわけないし、悪い人には思えないし、もし悪い人だったら、誰も信じられない…(真顔)
あれ?って頭をのけぞらせた時のさらさらヘア…!このリアクション本当にかわいい。ちょっとどこか玉森くん出てる。照れ笑いしてるのかわいい。
・ことはが辞職か?と書かれたニュースを見た村井。タイミングよくことはからの電話。自分がしたことだからしょうがないと辞職しようと思う、後悔していないと話すことはに、ちょっと遊んだだけ、後悔していると話す村井。なかたったことにしよう、ことはから議員とったら何が残るんだよと続ける村井。ことはに「ほんとうに最初から愛情はなかった?」と聞かれ、「なかったよ、最初から」と苦しそうにことはが議員として生きることがことはのことを一番に考えた結果。下手に優しくするよりも、辛く突き放した方が吹っ切れる。自分を憎んでくれた方がいい、自分が悪者になってでもことはを守ろうとした村井の優しさに胸が締め付けられる。力なく崩れ落ちる村井が切ない。
・そんな村井を目撃しちゃう深瀬。村井「お前さぁ、本当に見なくていいものみるよな」。深瀬が見なくていいものを見ちゃったのはこれで5回目。かな時系列で①大学時代、広沢が明日香と仲よさそうに歩いていたところ。②浅見の学校の生徒が飲酒していたところ。③村井の不倫現場。④谷原が上司から虐げられているところ。⑤村井が辛い決断をしてことはと別れ、哀しんでいるところ。深瀬は、落ち込んでいる村井を少しでも励まそうとコーヒーのうんちくを話し、コーヒーを淹れる。不器用だけど、深瀬なりに村井のために励まそうとしているのがよくわかる。10年前の旅行の時も、谷原に広沢がお酒のことから明日香のことを責められていた時も、深瀬なりに場の雰囲気を変えようと、お酒を飲んだらかゆくなるって話をしてたね。
・哀しみにくれる村井がコーヒーを飲んで「上手い」と笑顔をみせると、ほっとしたように目が潤む深瀬。深瀬の優しさがよく表れている。浅見と深瀬の片づけのシーン同様、柔らかな日差しが包み込み、絆が再構築される大好きなシーン。
・ことはが議員辞職しないというニュースを真顔で見つめる村井妻、こわい。携帯何をしたの…。
・村井父のところに小笠原登場。「息子さん大丈夫ですかぁ?だっていつも好きな人ができるたび仲を引き裂かれて、お気の毒ですよ。学生時代も長い間付き合ってた恋人がいたそうじゃないですか。ところが、10年前のあの事件の直後、朝比奈大臣のお嬢さんと婚約なさった。いったい、どうなってるんですかね。」深く溜息をつく村井父。衝撃の初耳の話。これは事件とどう関係しているんだろう。村井父が事件を揉み消したのではないかと思っていたけれど…
・深瀬にメールが届く。差出人は不明、件名もなし。「10年前の事件を、これ以上、詮索するな もし忠告を無視したら、お前にも、周りの人間にも、不幸が続くことになる」
なぜ、メールの送り主は深瀬が事件を追っているのを知っているのか。知っている人間て、浅見、村井、小笠原ぐらいでは……。
すぐに美穂子のことが心配になり、パン屋に急ぐ深瀬。
・1人夜道を歩く美穂子が、黒づくめの男性に襲われる。叫びの声を聞きつけた深瀬が駆けつけ、今度は叫ぶだけじゃなくて、男に掴みかかって美穂子を助ける!深瀬めちゃくちゃ成長してる…!!声を上げることしかできなかったのに、立ち向かって、「みほちゃん逃げて!みほちゃんに手出すな!」って必死に守った。ナイフを突きつけられても動じない。深瀬が美穂子を守りたい強い気持ちが伝わってきたし、それは美穂子も同じはず。
・クローバーで手当てをしてもらう深瀬。無事でよかったって話す深瀬、めちゃくちゃかっこいいね!?!?男らしい。好きな人を守れてよかったね。。でもその言葉を聞いて、美穂子は涙をいっぱいにためて「ごめんなさい」と。助けてくれてありがとうではなく。なぜ、謝るのだろう。深瀬が「大丈夫だから」と言うけど、何度も謝る美穂子。こんなに優しい人を疑ってしまったことに対して?それにしても泣きじゃくって謝る美穂子気になる。そんな美穂子を「大丈夫だから」と不器用に抱き寄せる深瀬が初々しくてかわいい。
・村井に美穂子とのことを話す深瀬。そこまで仲が深まってるんだね。村井は深瀬に美穂子を命がけで守ってすごいなと認め、深瀬も村井に彼女を守ったと認める。彼女も村井の本当の気持ちわかってると励ます。奥さんとのことまで心配してる。
村井「深瀬ってさ、人のことにやたらと一生懸命だよな。初めてわかってよ。こういうやつだったんだって。」
深瀬「俺もそうだよ。俺さ、村井も浅見も谷原も、俺が持ってないもの全部持ってると思ってた。だけど、俺が勝手に羨ましがってただけなんだよね。みんなそれぞれ、人には言えない苦しいこと、たくさん持ってた。」
さらに分かり合えた村井と深瀬。村井は深瀬の気持ちが嬉しかったのかな。
・隠していた秘密を話す気になった村井。
村井「俺、前に話したよな。10年前のあの日、浅見と谷原が車を谷底に落としたんじゃないかって。あの話、ただの想像ってわけじゃないんだ。」
村井のリバース映像。車の窓から振り返る明日香、その視線の先には雪の中外に出ている村井。
・まだこないんですけど!!って怒って谷原に電話した直後、タクシーが駅に来る。17:16頃。回送のタクシーだったが乗せてもらえた。明日香が広沢に電話すると留守電で出ない。少し時間が過ぎたのか一気に暗くなった。時間の経過を示すようなカット。明日香の雪で濡れて赤くなっている手のアップから、泣きそうになっている明日香の表情。タクシーの車内にいたはずなのに、なぜか頭に雪を被っている村井、村井の様子を伺う明日香。この間にいったい何が…?単純に考えると、浅見が見たという逃げていく村井が浮かぶのだが…。雪がすごいためタクシーではもう進むことができなくなり、降りることに。そこで、崖の上で何かをしている浅見と谷原を目撃する村井。明日香に支払いを任せ、1人向かう。するとそこには、雪の上で膝をついて何かをして息を切らしている浅見と谷原。浅見の何かをマズイところを見られたような表情、谷原の怯えるような表情。普通ではない2人の表情が印象的。村井「浅見と谷原2人で何かを隠蔽しているみたいだった。」
深瀬「まさか…」
・谷原の病室で谷原を見つめる浅見。意味深なカット。何かを考えているような、心配しているような。浅見と谷原が共有している秘密が関係しているのかな。 この表情の意味は、浅見が谷原の顔を見に来た意味は…
・実家に戻ると去っていく村井。「ありがとな。お前のところ行ってよかったわ」とどこかスッキリしたような笑顔。「またね」と微笑み別れる深瀬。
・そんな深瀬に襲いかかる闇。深瀬の会社が突然の倒産。社長が会社の金を持って逃げた。
ここにきて、深瀬の身にも直接的な不幸が…!! 脅迫されていたことと関係あるのか…
・家に戻って来た深瀬を持っていたのは秘書の甲野。村井と連絡が取れない。実家に戻っておらず、携帯も繋がらない。
・深瀬モノローグ「新たな犠牲者。俺たちを狙う影がまた一歩静かに忍び寄っていた。」
今回も畳み掛けるような怒涛のエンディング!シェネルさんのDestinyが流れると何かが起きるとハラハラドキドキ。
次回は、深瀬と浅見が広沢の実家、愛媛へ…!
リバース第4話
5月5日
浅見と広沢の関係が明らかに。「広沢」という単語を言う時の口の動きが僅かに引きつっているように見えて、さらにぞくっとした。すごいよ玉森くん……。
浅見の苦悩。自身のプライドや広沢への妬み。それまで優等生で挫折などした事がなかった浅見が初めて味わった挫折、劣等感だったのかな。哀しそうに見えた…。私は玉森担だからか、どうしても玉森くんに肩入れする見方が抜けなくて、客観的に見られていない自覚はある……冷たくて怖いっていう見方もできるんだろうけど、私にはとっても哀しそうに見えたんだ……