リバース第6話

5月19日

リバース第6話

 

 

・第6話は明日香のモノローグから。公園のブランコにのって、隣の七海ちゃんがシャボン玉で遊んでる姿が微笑ましくてでかわいい。ただ、そんな穏やかな光景とは裏腹に、明日香から語られた広沢像は、これまで深瀬、谷原、浅見、村井が語ってきた良い人の広沢像とはちょっと異なる意外な内容も含まれていたのが印象的。

明日香「兄に睨まれると、大抵の男は黙った。でも、広沢さんは違った。怖いものなんてなにもないみたいだった。不機嫌な顔も弱気な顔も見たことがない。誰に対しても態度を変えないところも好きだった。彼女いますかって聞いたら、いるよって言った。同じ高校だった女の子と付き合ってるって。その時の広沢さんの顔、今でも思い出せる。あまり、幸せそうには見えなかった。」

優しくて、器が大きくて、誰からも好かれていそうな広沢だから、彼女がいたとしたら、それはとても幸せそうなんだろうなって勝手に思っていたけど、そうではなかったようだ。確かに、村井から彼女のことを聞かれたときも話したがらなかったけど、それも理由だったのかな。広沢も闇を抱えていたのだろうか。村井が言ってた、だからあんなこともできたのかなという言葉も引っかかる。広沢はどんな人だったんだろう…。

 

・深瀬、深瀬、谷原、浅見、村井、明日香と続いた冒頭の独白。このシーン、衣装がベージュ・白・グレー系の服でみんな統一感があるのも意味があるのだろうな。秘めていた本音を語っているような印象。リバース公式HPは白と黒の2パターンのトップページがあるけどリンクしてるのかな。

 

・会社が倒産した深瀬が、谷原の病室へ。事実を知って「どうしてこう次々に悪いことばかり起こるんだろう…」と嘆くと明日香と、「最初はものすごくショックだったんだけど、、新しい人生を踏み出す、チャンスかなと。うん。」とピンチをチャンスに変えるべく前向きな深瀬。この対比が印象的だった。明日香の落ち込み具合が、深瀬のポジティブさを際立たせているし、突然人が変わったようにポジティブになり、自分で自分に言い聞かせているような態度をとっていた深瀬がとてもいとおしい。大学の時に深瀬が広沢に話していた「就職が人生を変える最後のチャンスなんだ」という考え、広沢に「深瀬が変えたいって思っているうちは最後じゃないよ」と言われた言葉が深瀬を動かしてるのかな。

 

・明日香「兄は、もう戻ってこないような気がします。広沢さんが死んだことに、兄は深く関わっている、そんな気がしてしょうがないんです。」

明日香のリバース映像。爆発する車、タクシーの中の涙目の明日香、行くぞ!と叫ぶ村井、何があったの!と叫ぶ明日香、明日香を引っ張る村井、1人で雪山を歩く明日香、窓から兄を見つめる明日香、タクシーを出て電話している村井、

明日香「あの日、兄は途中でタクシーを降りたんです。」

 

・誰かと電話している村井。「どういうことだよ。河原ってどこの?はぁ?」最初は ちょっとイラついているような声。でも、途中で何か納得したような、気掛かりなことが起きたような声のトーン、表情に変わる。明日香が「誰から?」と聞いても、「待ってろ」としか言わず答えない。外に出て何やら深刻そうにしばらく電話。明日香が「お兄ちゃん!」と声をかけると、「そこでちょっと待ってろ。」と迷いのない足取りで、吹雪の雪山の中に入っていってしまう。

ラジオのニュース「長野県斑丘高原のホテルでスキー合宿に来ていた宿泊客の貴重品が何者かによって盗まれました」深瀬が運転していた時に流れていたニュースと同じ。何度も印象的に流れるこのニュース、広沢の事故と絡んでいるのは間違いないはず。。

周りが真っ暗になり、明日香が村井を探しに外に出ると、衝撃音。

明日香「兄が戻ってくる前、音が聞こえたんです。」

兄の足取りを追う明日香。村井が戻って来たが、その奥に燃える何か。「どうしたのお兄ちゃん!」と叫ぶと、村井も「いいから行くぞ!」と怒鳴る。村井はおそらくかなりのシスコンで妹に優しくしていたはずなのに、これほどまでに怒鳴るのはとても違和感。

明日香「後から考えると、あれは車が爆発した後だったんじゃないかなって。」

電話の相手は誰?電話の相手がいるところに向かったの?吹雪の雪山を何か目的を持って歩き出す村井に驚いたけど、別荘は村井家のものだから、おそらく村井はこの辺りの地理に精通していたのかな。位置関係を把握できていて、何かをするために出て行った。村井のこの行動に謎が深まる。浅見が爆発した直後村井の姿を見たと証言しているが、この時の村井を見たのだろうか。村井はいったい何を隠しているのだろうか。自分の行為は話さずに、浅見と谷原の隠ぺい行為を深瀬に話し、疑いを持たせようとしているのはなぜか。。隠さなければならない理由は何か。ここで思い出す、小笠原が言っていた言葉。「あの一件を事故に見せることで一番得をしたのは一体誰か。」「どうしてもあれを事故で片付けたいと思ったやつがいるということだ。」ずっと引っかかっていたけど、この件を事故に見せることで、危機を免れた人はいても、得をした人などいただろうか。まだ見えていない何かがある?

 

・村井がタクシーを止めて外で電話してる場所、浅見たちも通ってた道と同じだね。浅見が運転する車が揺れて、谷原が対向車が来たらどうするんだよって話してた時に通ってた、小さな橋。村井のいた場所、浅見と谷原がいた場所、車が爆発した場所、位置関係はどうなっているのかな。

 

・浅見が車の近くにいる村井を見た、村井は何も見なかったと言っているという話を聞いた明日香。明日香が見た事実では、村井は確実に何かを隠しているし、何も見なかったはずがないと思っているはず。そして、谷原とのことを励ましてくれた浅見を明日香は悪い人だとは思っておらず信用しているはず。ここで実の兄といえど、自分の見たものと違う証言をしている兄に対して、さらに疑いが深まったのでは。

 

・深瀬「何があったのかは、本人にしかわからないよ。」

 

・村井がタクシーを止めて外で電話してる場所、浅見たちも通ってた道と同じだね。浅見が運転する車が揺れて、谷原が対向車が来たらどうするんだよって話してた時に通ってた、小さな橋。村井のいた場所、浅見と谷原がいた場所、車が爆発した場所、位置関係もいまいちよくわからない。。

 

・ここであの音楽とともに小笠原登場。今回は、深瀬がかなりの強気で、目がギンギンで、なんでこんなところにまで!という怒りの剣幕だったからか、ごめんごめんごめんと後ずさりで最初から平謝りの小笠原。本当に関係性が変わったね。あんなに小笠原に怯えていた深瀬だけど、かなり強気な態度を取れるようになった。「ホントに帰ってください!はー!」って鼻息荒く小笠原を押し返してお怒りモード深瀬とかちょっとおもしろくてかわいい(笑)見たことない深瀬。でも結局最後は「昨日すっごく面白い話を聞いたんだけど。聞く?」という小笠原の手の内に転がされる。

 

・スーパーで小笠原と協力して、美穂子のストーカーを捕まえる。深瀬が鬼の形相で問い詰める。あの気弱な深瀬がすごい剣幕。「美穂ちゃんに二度と近づくな!」と怒鳴る深瀬は深瀬なりに鬼気迫るものがあった。ストーカーは、深瀬の家に手書きで「人殺し」貼り紙、美穂子に手書きで「深瀬和久はお前を不幸にする」の手紙を送っただけ。その他の犯人とは無関係のようだ。まだ明らかになっていないのは、

美穂子の1通目のパソコン文字で告発文を送った人

浅見の車のフロントガラスにパソコン文字の貼り紙をした人

村井の事務所玄関のパソコン文字の貼り紙をした人

谷原の会社にパソコン文字でFAXした人

谷原を駅から突き落とした人

深瀬に脅迫のメールを送ってきた人

村井を軟禁した人

 

・小笠原に村井のことを相談する深瀬。信用してる。

小笠原「でもこれだけははっきりさせととこう。俺は君の敵じゃない。広沢くんのお母さんもそうだ。俺はお母さんの手下でもなんでもない。いいかい?俺が知りたいことと、君が知りたいことは同じなんだ。」

深瀬「できれば俺の方が先に答えに辿り着きたいですけれど。」

小笠原「広沢くんについては君の方がはるかによく知っている。」

深瀬「そうでもないんですよ。思ったより全然。」

小笠原「ならばだ。整理すると、君よりも広沢くんのことをもっと知っている人物を見つければ、この謎は解けるっていうわけだ。」

小笠原の的確なアドバイス。真剣な表情の深瀬。広沢のことをもっと知るためには何をすべきか考えていたのかな。深瀬と小笠原が何度も接する内に仲が深まって、絶妙に良いコンビ感出してるのもおもしろいなぁ。最初はあんなに小笠原に怯えてた深瀬だけど、今は慣れて、強気にも出られるようになったし、信用に値する出来事もあった。しかし小笠原の情報網すごい…そして小笠原の過去も気になる…

 

・ゴミが溢れた部屋に閉じ込められている村井。ドアの割れた部分から腕だけ出して、ドアノブをガシガシして、出してくれ。。ってなってる村井がホラー…。

 

・深瀬が家で履歴書を書こうとしていると、美穂子が訪ねてくる。散歩する深瀬と美穂子。美穂子から実家の大阪に帰るかもしれないと打ち明けられる。お母さんの身体と良くないそう。

美穂子「深瀬くん言ってたじゃない?手遅れかもしれないけど、変わりたいって。私も同じこと考えてたの。」

深瀬「なんで変わる必要があるの?美穂ちゃんはすごく素敵な女性だよ。」

美穂子「ありがと。でも私は、自分が苦手っていうか、そんなに好きになれないの。人が笑って受け流せることを自分だけが受け流せないし、人が許せることを自分だけが許せない。心が狭いんだよね。この性格のせいで、友達とか家族とか、すぐ傷つける。今度こそ許そう、今度こそおおらかになろうと思ってもダメで。深瀬くんのことも嫌な気持ちにさせたよね。」

深瀬「まさかあんなことを言われるとは思わなかったけど。」

美穂子「ほんとごめん。」

深瀬「それでも深瀬くんは悪くないよとか適当に慰められるより良かった。俺、厳しくされたい方なのかも。」

深瀬から事故の話を聞いた時のリアクションも、軽蔑するかのような厳しい反応だった。それは美穂子のこういう性格が起因していたんだね。そして、美穂子が受け流せなかったこと、許せなかったこととはなんだろう。美穂子はいったい何者なんだろう。厳しくされたい方なのかもと、正直にでもちょっとくすっとさせる言葉をくれる深瀬は本当に憎めなくてかわいらしい人だなぁ。

 

・深瀬と浅見の電話。深瀬が愛媛に行ってみようかなと話す。「じっとしててもさ、何も解決しないような気がするし。」じっとしてた浅見にも響いたかな。浅見も「俺も行こうかな。ついでに行きたいところがある。」と。「長野。斑丘。」と発する浅見の、何かの心に決めたような、強い意志を感じさせる表情。「二度と行くかと思ったけど、もう一度、現場見てみたい。」また訪れようと思ったのは、ちゃんと当時の事故と向き合おうとしたからなのかな。浅見の気持ちを思うと本当に辛い。張り裂けそう。

 

・バックショットからの玉森くんの手首新鮮ですね!!骨ばった右手手首…!美しい!サラサラヘアの真ん丸後頭部!かわいい!

 

・深瀬はストーカーを捕まえた話を浅見に報告。小笠原が助けてくれた、あの人俺たちが思ってるような人じゃないかもと話す深瀬。浅見はそんな深瀬のことを本当にお人好しだなと半ば呆れた感じ。「村井が言ってたことも信用してる?」この聞き方…!すごく、冷たい。。自分は絶対に信用できないという感じ。「最後に村井と会った時、何話した?」この言い方も。

 

・深瀬が「現場で浅見と谷原が何か隠したんじゃないかって」と村井と最後に話した内容を話した時の浅見の目。表情は冷静さを保ったまま変わらない。変わらないんだけど、瞼がわずかに降りてる。本当にわずかにだけ。それだけで心情が伝わってくる。すごく繊細なお芝居だなって。映像で映えるお芝居。「どういう意味?」と深く掘り下げるけど、よくわからない深瀬に、とりあえずは置いておこうという頷き。横顔が美しく、何か抱えているのが伝わるよう。

 

・斑丘駅。無人駅だということ知り、実際自分の目で見ると、「タクシー来なかったら焦るな」という村井の気持ちもわかる。

 

・事故現場。枯れかけたお花とブラックの缶コーヒーとみかんが備えてある。Nのためにの缶コーヒーかな。なぜ、コーヒーだったんだろう。広沢も好きだったのかな。みかんは、広沢のお母さんだろうか。

浅見「こんなに底が深かったんだ…。もしあの時…。今更そんなこと言ってもしょうがないか。」

感情がこもってる台詞。「こんなに」の言い方が伝わってくる。浅見は何を言いかけてんだろう。

 

・あの後すぐに売りに出された別荘。「深瀬」と呼ぶ浅見、蕎麦を食べた時を思い出す。別荘を訪れるシーン何度見ても涙止まらない。二度と行くかと思っていたのに自ら望んで訪れたのは浅見なりに事件と向き合おうとしたんだろうな。でもいざ訪れると、当時のキラキラした思い出が鮮やかに蘇り同時に後悔や罪の大きさに押しつぶされそうになってその場に居られなくなる浅見…。浅見はそれほどまでに「広沢…行ってくれる?」と言ってしまったあの時のことを後悔してたし、人一倍罪の意識を感じていたのかもしれない。キラキラした楽しい思い出が強がっているだけで、本当はすごく繊細で脆い人なのかもしれない。罪の意識に苛まれながらも、自分の夢だった教師を全うすることで、あの時の罪を赦されようと必死に生きていたのかもしれない。。浅見の10年を思うと、本当に苦しい……。浅見は幸せを感じることあった…?どんなことに幸せを感じてた…?

 

・谷原の「肉肉野菜のリズムでお願いします」の楽しそうな会話、浅見の「俺はこんなところで棒に振りたくない」「広沢、行ってくれる?」広沢の蒔きをくべる後ろ姿。。。楽しかった思い出とずっと後悔してきた一言、広沢の面影…。このカットが盛り込まれるとまた涙を誘う。「大丈夫。俺、行くわ。」と微笑む広沢の姿を思い出す深瀬。深瀬の後悔もつらい。何もできなかった自分を責める深瀬。。

 

・長野北警察署に話を聞きに行く深瀬と浅見。。「あの年の冬はその事件と窃盗事件で騒がしかった。犯人は捕まった。一網打尽だった」「交通事故に不審な点なんてなかった」深瀬が捜査に不当な圧力がかかったことは?と聴くと「記憶にないな」と。でもどこか怪しい。小笠原については「左遷された後、相当荒れた。奥さんと娘さんが愛想を尽かして出て行った。思い込みが激しい人だった。亡くなった学生のお母さんに、事故ではなく事件の可能性があるとしゃべっていた。お母さんは、新しい情報情報入っていないか聞きによく訪ねてくる」

 

・莉子からの電話を保留にして取らない浅見。カフェでは取っていたのに、突然どうして?何か浮かないような表情。

 

・森下先生に「あさみんはいつ帰ってくるのか、謝りたい」と詰め寄る莉子。納得できる答えをもらえずに、思い悩むような表情。

 

・愛媛、下灘駅に着く深瀬と浅見。千綿駅と似てるね!「あーー虫!あーーあーー」と虫に怯える深瀬に、「女子か!」と突っ込む浅見。くすっと笑わせてもらえるシーン。

 

・広沢の御墓参りをする深瀬と浅見。そこには広沢のお父さんが。

 

・広沢の実家。深瀬と並んで歩く浅見の麗しさたるや。ちょっと玉森くん美しすぎて新鮮にびっくりする…。肌の透明感と整ったお顔とスタイルの良さ…。

 

・「いらっしゃい!」と歓迎するように笑顔で迎えてくれる広沢母。その姿を見ても、臆することなく「確かめなきゃ…」と目的を全うしようとする深瀬、強くなったなぁと。表情も鋭くて、犯人を見つけたい並々ならぬ意気込みが伝わってくる…

 

・広沢家で夜ご飯。「由樹くん、実家のカレーが一番おいしいって言ってました」と広沢との思い出を話す浅見。 広沢父は、広沢と谷原は野球つながり、広沢と浅見は家庭教師仲間というエピソードは覚えていたけど、深瀬のことは知らなかった様子。深瀬自身は、広沢を唯一の親友と思っていたけれど、広沢は谷原や浅見、村井とも交流は深く、親にまで存在を知られている存在だったということがわかるけど、深瀬のことはコーヒーを淹れてくれる友達がいたというエピソードは伝わっていても、深瀬とそれが一致するまでではない。広沢は友達のこと、彼女のこと、親にどう話して、どう考えていたんだろう。

 

・深瀬が語る広沢との関係について。「僕は小さい頃から人づきあいが苦手で、初めてできた親友が広沢くんでした。コーヒーを一緒に飲むの時間が好きでした。みかんの蜂蜜入れてみようって広沢くん言い出して、すごく美味しかった。」広沢母が覚えていた広沢の友達がいつもおいしいコーヒーを淹れてくれたエピソード。広沢母はてっきり女の子だと思っていたが、深瀬からの話を聞いて深瀬のことだったと理解する。が、これは本当に深瀬のことだったのか。。もしかしたら、本当に女の子がいたのかもしれない。深瀬のことだったら、浅見や谷原のように名前も出てきそうなものだが…。

 

・広沢母がてっきり女の子だと思っていたことから、勘違いして自分はそういう関係じゃないと真顔で否定する深瀬かわいいし、そういうことじゃないからって突っ込む浅見もかわいい。ちょっとズレた深瀬と冷静に突っ込む浅見の関係性いいなぁ。

 

・食事の後片付けを手伝う深瀬と浅見。広沢母が、谷原の話題を挙げたところで、食器を拭きながら、いつ切り出すのかと深瀬の様子を伺う浅見。深瀬はなかなか切り出せないのかと思ったのか、浅見から「谷原、今怪我してて入院してるんです」と切り出す。「先月の30日、谷原の試合を見に行きましたか」とストレートに聴く。ちょっと気まずそうな表情をする広沢母。その姿を見つめる疑い深そうに見つめる浅見。しかし、広沢母は、親戚の法事だったので上京していて、ついでに広沢の好きだった場所を見に行ったと隠すことなく話し出す。話してくれた内容は到底嘘をついているようには見えなかった。この話を切り出す前の、深瀬と浅見の無言の視線のお芝居。

 

・広沢のアルバムを見せてもらっている時の浅見の顔が優しい。一方深瀬は、考え込んでいるような堅い表情。こんな優しい人たちが俺たちを陥れるわけないと。だとしたら誰なんだ。俺たちを死ぬほど恨んでいる誰か。彼女…友達…。

 

・「由樹くん女の子に人気あったんじゃないですか」と和やかに聞く浅見だけど、広沢の両親からなにか手掛かりを探ろうとしていたのかな。広沢母曰く広沢はそういう話はしない子だったらしい旅行の時に、ご当地ストラップを買っていたエピソードを話し出す浅見。妹にと買っていたキーホルダーだったけど、由樹くんは一人っ子ですよね?と具体的なエピソード。でも両親は何も知らない様子。広沢は浅見になぜ嘘をついたんだろう?なぜ嘘をつく必要があった?隠したかった?もし隠したかったのだとしたら、なぜ?ここの広沢の真意がわからない。もう亡くなってしまっている広沢のこの時の真意がわかるのだろうか。

 

・キーホルダーを買っていた広沢にタックルして茶化す浅見、32歳の浅見とは全く違って、学生のノリが出てる。SAで深瀬を押して、女の子とぶつかるようにさせたり、別荘で乾杯する時も「深瀬の内定いわーい♪」ってノリノリで言っていたり、ぴぴぴぴぴ!検挙検挙検挙!みたいに突っ込み入れたり、友達との旅行を楽しんでいるように見えるし、大学生らしい年相応のノリの良さがしっかり出ている。一方、32歳の浅見は、内に秘めたような態度やクールで落ち着いた態度で、学生時代に見せたようなノリの良さは見当たらない。対比がよく表れているなぁと。もしかしたら、4人のなかで一番変わったのは浅見なのかもしれない。そして、その変化を玉森くんはこうした細かいお芝居や、声のトーン、外見でしっかり表せているんだと思う。

 

・みかん狩りを手伝う深瀬と浅見。アドリブかな?「離すの早いよ」って笑う玉森くん普段の玉森くん出てるかわいい(笑)

 

・広沢父の話し方が柔らかくてでも頑固なお父さん感もあってとても印象的。広沢父「由樹には、せせこましく見えとったみたいやのう。大学卒業したら1年間、外国に旅したいなんて言いよってなぉ。何いいよんぞ!って大ゲンカじゃわい。」外国のどこかまでは聞かなかったが、聞いてやればよかったなぁ…と遠い目で哀しみを帯びたように話すの広沢父が涙を誘う。 

 

・広沢と仲が良かった人の連絡先を教えて欲しいとお願いする深瀬。「愛媛にいた頃の話を聞いてみたいんです。どんなに付き合いがあったのかとか、どんな友達がいたのかとか、将来何になりたかったとか。」広沢の幼馴染の松永を紹介してもらう。

 

・復讐をしようとしている人、友達とかはそこまでしないのではという浅見と深瀬。でも、深瀬は彼女ならどうかと。幼馴染で、高校も一緒で、結構しようねと小さい頃から言い合ってて。深瀬はこの可能性まで考えてる。

 

・松永さんを訪ねて着いたお店の名前がさざなみ!Nのためにの成瀬くんのお家(´;∀ ; `)リバースチームならでは!粋な演出、本当に嬉しい。

 

・同級生達から広沢の話を聞く、深瀬と浅見。松永は広沢と一緒に野球をやったいて、守っても打っても投げてもすごかったと。 広沢の同級生達は、なぜ今更広沢のことを調べているのか冷ややかな態度。明らかによく思っていない空気で、居心地が悪そう

 

・広沢のことが好きだったあおいの広沢の話。広沢は中学の時、男子と喧嘩した時あおいを庇ってくれたと。「広沢くんは争いごとが嫌いなんよ。自分が受け止めることで解決するなら迷わず一歩踏み出す。そういう人。」この話を聞いて、10年前の旅行中、自分が受け止めて一歩踏み出した広沢を思い出す深瀬。お酒を飲むと眠たくなるのに、誘いにのってお酒を飲むことでその場を収めたことや、村井を迎えに行く人がいない険悪なムードの中、俺行くわと解決してくれたこと。あおいの語る広沢の姿が、自分が見ていた広沢とそっくりそのまま当てはまる。「できる限りのことを受け入れるって決めてるんやと思う。他に好きな人がいない限り、告白したらええよって誰にでも言ってくれる人や思う。」広沢のことが好きだった葵の深瀬と浅見に対する冷たさは、完全に好きな人を奪われた恨みを感じる。広沢を好きだった人がこの態度。もし、彼女だったらいかばかりかとか想像してしまう。

 

・高校の時の彼女、‪カワちゃん。カワベ、カワダ…カワモト…。2年後輩の広沢の高校の時の彼女だそう。広沢と同様、東京の大学に行ったと。由樹が生きていたら今頃結婚していたかもしれない。ここで思い出すのが、野球の試合の前の谷原のシーン。試合なかったらカワベちゃん飲み会くるってよって友達に言われて嬉しそうにしていた谷原。繋がった…。

 

・由樹が生きていたら今頃結婚していたかもしれないという同級生の話を聞くや否や、お顔が暗くなる浅見。ついさっき深瀬が想像していた話がまさにだった。浅見のわずかな表情の変化で伝わってくるのすごい。

 

・広沢の親友、古川。超陰気な奴。あだ名が魔太郎。「高校の時って大体部活のやつらと一緒におるやん?当然由樹も俺らのグループに入ると思ってたら、あいついつも古川のところにおるやん。」「由樹も人がいいけ、捨て犬みたいな目で寄ってこられたら、突き放せんのよ。」「当の古川は親友気取りやし、何もできんくせに自分は自分は地味グループじゃないってアピールするために、何でもできる奴と仲良くしたいうだけなんよ。」古川の境遇が、自分と被る深瀬。2話のモノローグで深瀬が語ってた。

 

・広沢のお葬式で、深瀬達を見て死ね死ねと言ってたという古川。。

 

・同級生達との別れ際。酔ってさらに厳しい態度同級生達から、浴びせられる言葉。「あんたら最初から雪の中由樹に行かせるつもりやったんでしょ?由樹の両親に謝ったのも聞いてるし、4人ともすごい後悔しとったというのも聞いとる。でも地元の知り合いはみんな由樹が死んだのあんたらのせいやって思っとりますよ。何考えて由樹の実家泊まってるん?最後に墓参りに来たの三回忌のときでよね?その程度の仲でしょ。なんで今更」「過去の行いを賛成してる僕らを見てくださいというなら付き合ってられんよね」「そんなつもりは…」と言う浅見の表情が苦しい。その後、肩を落として、同級生の言葉を聞いてる姿も切なすぎる。後悔してきた容赦ない言葉。同級生から浴びせられる言葉が鋭利な刃物すぎて、ぐっさぐっさ。号泣。

 

・広沢の地元、愛媛の人々の方言が、とても雰囲気があって、東京から来た深瀬と浅見との違いがより際立っていた。同郷だと、それだけで仲間意識みたいなものがあるけど、東京から来た深瀬と浅見の余所者感がすごくて、切なさが強かった。あと、ゼミ仲間は広沢のことを広沢呼びするけど、高校の同級生は由樹呼びなんだね。些細な呼び方の変化だけど、これが地元の友達と上京してからの友達の違いなのかな。

 

・帰り道深瀬と浅見。

深瀬「お母さんとお父さんに優しくしてもらって、許された気になってた。でも誰も許してなんてくれてない。今日会った人たちだって自分の大事や幼馴染や同級生を奪ったのは俺たちだって思ってる。」

浅見「広沢に迎えに行けって言わなきゃ、あんなことにはならなかった。後ろめたさが消えないんだよ。それを見透かす生徒もいる。この教師は偽物だって本能的に見抜くんだ。本当は生徒の嘘を責める資格なんてない。…証拠を、崖の下に捨てた。」

この!!浅見のトーン!!!表情!!台詞回し!!ドリボのユウタを彷彿とさせて苦しくなった。涙溢れた。。ドリボで身につけてきたものがちゃんと活かされてる、ドリボがここに活きてると感じて胸熱だった。

哀しく苦しい浅見の語りのシーン。浅見がここまで本音を曝け出したのは初めてだよね。同級生達に会って、真正面から痛いところを突かれて、これまで正しい教師を全うすることで赦されようとしていた浅見の必死に耐えてきた心が折れてしまったかのような。浅見の背負ってきた罪の重さ、ずっと抱えてきた後悔、 どうしてもなりたかった教師を全うする中で隣り合わせにあった引け目、誤魔化し続けてきた自分。。そうした負の気持ちが、耐えきれなくなって溢れてしまったのが伝わってきた。ずっと隠してきたのは更に重い罪だった「証拠を崖の下に捨てた」と告白する浅見の表情の生気の無さ…。

 

・浅見の2回目のリバース映像。谷原を見つけて揉み合って証拠隠滅をするシーン。

浅見「谷原ー!」(谷原に近寄って周りを見渡す)

浅見「誰の血だ?広沢の…?」

(放心状態で跪いて両手に手袋をはめる谷原。焦り出して血のついた雪を掻き集めて捨てようとする。) 

浅見「何やってんだ谷原!!おい!!やめろよ!!」(覆い被さって谷原を止めようとする。)

谷原「警察が…警察がこの血痕調べたら、広沢が酒飲んでたこと一発でバレる。」

浅見「やめろ!!谷原!!」

谷原「飲ませたやつも罪になる。」

浅見「おい!!やめろ!!」

(証拠隠滅を力づくで止めようする浅見に逆に覆い被さる。)

谷原「内定取り消されるぞ。なぁ…なぁ…!浅見、なぁ…お前…何があっても教師になりたいんだろ?なぁ?そうだろ?」

(無言で固まる。泣きそうになりながらしばらく動けない浅見。再び証拠隠滅する谷原。葛藤している苦悶。決断を下し、証拠隠滅を始める浅見。しばらくすると衝撃音。)

 

・2017年に戻る。

浅見「バレたらやばい、バレたら教師になれない。頭にあったのはそれだけだった。深瀬、もう罪の意識を感じないでくれよ。お前には何の罪もないんだ。」

深瀬「何にもできなかった。ホントに無力だった。広沢が死んでるのをただぼんやり見てるだけだった。」

浅見「俺、教師辞めた方がいいのかな。」

深瀬「森下先生言ってたよ。浅見先生みたいな本物の教師になりたいって。酒一滴ものまなくなったのは、悔やんでるからなんだよね?サッカー部のことうやむやにしたら、ろくなことにならないって言ってたよね?本気でそう思ってるから、いつも生徒たちのこと真剣に考えてるんだよね?それって偽物とは言わないと思う。」

この時の浅見の表情もすごい。生きる気力を失ったような、目に光を宿していない、力なく弱々しい浅見。今にも消えてしまいそうな、このままいなくなってしまうそうな。こんな浅見の姿、表情、これまで見たことがなかった。真面目でストイックで常に正しくあろうとしてきた浅見だったけど、本当は弱い自分、罪の意識に押しつぶされそうにな自分を隠して、必死に耐えていたのかもしれない。愛媛の同級生達から本音をぶつけられたこと、深瀬の許してくれてないという言葉。浅見は正しく教師を全うすることで赦されようとしていた、赦されると思っていたけど、それは自分のエゴだったことに気付かされた。いや、きっと気付いていたけど、気付かないふりをしていただけかもしれない。今改めて罪の意識に苛まれて苦しんでいる。つらい。

罪はごまかしても罪と生徒に言ってきたけど、それは自分への戒めでもあった。生徒にはそう言い続けてきたけど、実際自分は誤魔化し続けてきた。罪を誤魔化したまま教師をしている自分は偽物の教師だと思いながらも、どうしてもなりたかった教師を続ける浅見はどんな気持ちで生きてきたんだろう。後ろめたさが消えない、生徒に見透かされていると思いながら。禁酒を続け、現時点では色恋沙汰的な話もない浅見の10年はどんなだっただろう。。

 

・ずっと隠してきた事実を徐々に打ち明け、真実を明らかにした事は、浅見が前に進むきっかけになるのだろうか。そして誤魔化してきた事を明らかにして、真実と向き合った時、本当の意味で赦されるのかな。。浅見の事を思うと本当に胸の張り裂けそう。。

 

・森下先生から莉子がいなくなったという連絡。鋭い視線になり、先生である自分を取り戻したかのよう。もう遅い時間なのに急いで戻る浅見。莉子に電話をかけるも留守電。心配そうに急いで戻る浅見は、間違いなく本物の教師だよ。。

 

・広沢の家で高校の卒業アルバムを見ている深瀬。深瀬の広沢ノートに追記。「広沢由樹の彼女はカワちゃん。広沢由樹の親友は古川大志。」ふと外を見ると、深瀬の部屋の方を睨むようにしている人影が。外に出るの逃げ出す人影。追いかける深瀬。それは広沢の親友だった古川だった。冴えない古川も走り方がとことん鈍臭そう。そして遅い。深瀬といい勝負。2人してすっ転んでしまう。古川「人殺し…お前ら人殺しのくせに何かがまわっとんのですか。」ストレートな発言にびくっとする深瀬。

 

・閉じ込められている村井に差す光。無精ひげも生やしてひどいお顔。。

 

・「どうしたんだよ。なんのための前進守備だよ…」と譫言を言いながら目覚める谷原。ほっとして抱きつく明日香。谷原おかえり…!!

 

・リバース5話、カフェで相良に手紙を書いていた浅見に莉子から電話。莉子への言葉は優しくてちゃんと先生だったけど、いつ戻ってくるの?と聞かれると、思い悩むような苦しそうな表情をしてた浅見。なぜそんなお顔してるんだろうと思ってたけど、6話で理由がわかった。全て繋がってくる。浅見は教師を辞めようと思っていたからなんだね。あ、泣きそう……。

 

・浅見が現場に着いた時、谷原は手袋をしていなくて、素手だった。あんな極寒の中、いったい素手で何をしていた?あの極寒の中、浅見に電話をかけてから浅見が到着するまでずっと素手でいたの?浅見に電話して、浅見が現場に着くまで、けっこう時間が経っていたが、その間谷原にいったい何が起こっていた?最初は、証拠を隠蔽しようとしていた谷原を止めようとしていた正義感が強く、正しくありたい浅見。でもそんな浅見の正義感を覆す程の威力があった「内定取り消されるぞ。どうしても教師になりたいんだろ?」の台詞が重い。もちろん、谷原自身も内定を取り消される可能性があるからそう言ったのだとは思うけど、絶対に教師になりなかった浅見にとってその言葉がどれほどこわかったか。谷原は、そんな浅見の気持ちもわかったうえで、浅見に隠ぺいをさせたのではないか。飲酒運転とバレる以上に、なにか重大な秘密が隠されているのではないか。広沢の血だって思われるような態度だったけど、もしかしたら広沢のものではなかった?ガードレール曲がりきれずに衝突して崖に堕ち、体が車の外に投げ出されたのであれば、あの時雪道の上に、血痕があったのはおかしいのではないか。いずれにせよ、谷原はまだ嘘をついている。

 

 

◯6話を終えて気になる点まとめ

・斑丘高原のホテルで、スキー合宿に来ていた宿泊客の貴重品が盗まれる事件。この地域では、昨年秋から、別荘、ホテルなどで窃盗事件が相次いでおり、同一グループの犯行と見て捜査を進めている。6話で深瀬と浅見が長野の警察を訪れた時に、犯人は捕まり、一網打尽だったと話していたが…。

 

・美穂子の気になるリアクション。1話でデートしていた時、「あのね…」と何かを言いかけたが、深瀬がケチャップをこぼしてしまい、話さず終い。この時何を言いかけたのか。2話で深瀬から10年前のことを聞いた時「深瀬くんは何も悪くないって思えない。」 と軽蔑するかのような反応。6話、ストーカーに助けてもらった深瀬に何度もごめんなさいと泣きじゃくって謝る美穂子。助けてくれてありがとうじゃない。何かを抱えていて言い出せなくて、でも罪悪感に駆られてどうしようもなく誤っている。。

 

・1話冒頭のリバース映像の中でまだ明らかになっていない点、気になる点

①「タンブラーが落下し、ガラスの破片が落ち、血で染まる雪」のカットがあったが、この理由がまだ明らかになっていない。タンブラーはおそらく、深瀬が広沢に渡したもの。ガラスの破片は、車の事故?血で染まる雪は、谷原と浅見が隠ぺいした血…?

②浅見「それでも行けって言ったんだよ!」という台詞の状況。

③おそらく村井?「できるわけないだろー!」と叫んでいた台詞の状況。

④まだ明るい中、ガードール?に向かって小走りの谷原

⑤1話の深瀬のリバース映像の中に、車がトンネルを走る映像が重なっていたが、この意味は?

 

・1話で深瀬が飲酒に気付いたのは、空き缶を投げられたから。この空き缶を投げたのは、スカートが見えていたから莉子かなと思っていたんだけど、莉子だとしたら何がしたかったんだろう。誰だったんだろう。。

 

◯事故前後の時系列の整理

・浅見の証言による時系列の整理(4話、6話)

17:16浅見と谷原が広沢を探しに行く→二手に分かれる→谷原が何かを発見→浅見に電話→浅見と谷原が合流→血がバレると内定取り消されるぞと揉める浅見と谷原→2人で血を隠蔽→崖の下で車が爆発 →浅見が逃げていく村井を目撃→さらに隠蔽を続ける→浅見が警察に連絡→18:55浅見が深瀬に連絡→村井がタクシーで現場に到着

 

・村井の証言による時系列の整理(5話)

運良くタクシーがつかまり乗車→雪でこれ以上進まなくなり下車→村井が崖の上の浅見と谷原を目撃→そこに向かうと、何かを隠蔽しているような浅見と谷原を目撃。

 

・明日香の証言による時系列の整理。(6話)

17:16迎えに来い!と谷原に怒鳴ったあと偶然回送のタクシーに乗車→村井が誰かと電話→タクシーの外に出る→村井1人で雪山の中に→明日香が探しに行くと爆発音→戻ってくる村井、その奥で何かが燃えている様子→明日香が「どうしたの」と聞くと「いいから行くぞ!」と怒鳴る村井→兄に従う明日香、後ろには何かが燃えてる映像

 

当時の事を語る3人。こうして整理してみると、誰も嘘はついていないような気がする。嘘はついていないけど、隠している。村井と谷原はまだ何かを隠している。谷原が目覚めて何を語るのか。浅見と明日香の村井についての証言は一致してそう。村井がこの時何をしていたのか。

 

 

◯それぞれが語る広沢についての整理

・深瀬「昔広沢が言ってた。人生を変えるのは一杯のコーヒー。美味しい食べ物。見たことのない風景。見知らぬ人との出会い。そんな些細なことが人生を変えていくんだって。」(第1話)

・谷原「一見、人当たりは良かったけど、どこか他人を寄せ付けないところが、広沢にはあった。」(第3話)

・谷原が語る大学時代の広沢の言葉

「負け組か。深瀬は戦ってるよ。戦ってるうちは負けることはないんじゃない。」(3話)

深瀬が思い出した広沢の言葉

・広沢「みんな本当に就職したくて就活してるのかな。どういう動機で就活してるのかなと思って。」

・深瀬「就職が人生を変える最後のチャンスのなんだ」

・広沢「最後ってそんなことないんじゃない?深瀬が変えたいって思っているうちは最後じゃないよ。」(3話)

・浅見「親には気に入られたらしく、中学生も志望校に合格した。なぜ俺はわかってないと言われ、広沢はわかってると言われるのか。」(第4話)

・村井「学生の頃、10年後は何してるかって広沢と話したことがある。広沢は自分には才能がないし、全く想像がつかないと言っていた。だから広沢は、あんなこともできたのかな。」(第5話)

・村井「勘違いで殴られて、普通なら怒って当然なのにあいつ笑って許してくれてさ。器がでっかいというか。」(第5話)

・明日香 「兄に睨まれると、大抵の男は黙った。でも、広沢さんは違った。怖いものなんてなにもないみたいだった。不機嫌な顔も弱気な顔も見たことがない。誰に対しても態度を変えないところも好きだった。彼女いますかって聞いたら、いるよって言った。同じ高校だった女の子と付き合ってるって。その時の広沢さんの顔、今でも思い出せる。あまり、幸せそうには見えなかった。」(6話)

 

最後に、ぽぽろで玉森くんがオンエア前に監督からお手紙をもらったお話をしてくれてた。めちゃくちゃ光栄だし、そんなチームとお仕事できる事に感謝しかない。そして監督の言葉に全力同意。「自然な表情が美しい」まさに。リバース全編を通して玉森くんの表情の美しさが光るシーンばかり。監督がこんな風に思ってくださっていたから、玉森くんの自然な表情を活かした演出、お芝居で、玉森くんが最大限魅力を発揮できていたんだなと改めて。本当に感謝です。