リバース第1話

2017年4月14日(金)

リバース第1話

 

藤原竜也演じる深瀬のモノローグで始まった第1話。 

ドラマ冒頭で、全ての始まりとなった事件の重要なカットを盛り込む構成が、Nのためにと同じで高まりすぎてる。このシーンが、なぜこうなったのかが、徐々に明らかになっていくんだよね。

原作未読で、自分で伏線を探して、そこから謎を解いていく作業を楽しみたい気持ちがとても強くて。とりあえず、メモ代わりに気になったシーンや台詞を感想とともに残しておこうと思う。

 
深瀬のモノローグ。ビジュアルは現在だけど、場所は10年前に旅行に行った別荘?外は吹雪いている。
「もし、過去に戻れるとしたら、いつに戻る?何をやり直す?俺なら10年前のあの日に戻る。行っちゃだめだと友達を引き留める。」(大学の廊下を歩く5人、SAでジャンケン、別荘で焼肉、時計の針が14:58)
 
広沢「じゃあ…行ってくる。」(手にはコーヒーのタンブラー)
・雪山バックに音声のみ。
村井「広沢がまだこないんですけどー!」
谷原「おかしくねぇか…もしかして…」
浅見「やめろって!」
深瀬「もしもし、広沢と会えた?」(タンブラーが落下し、ガラスの破片が落ち、血で染まる雪)
谷原「あさみ?あさみ…?(電話越しみたい)」(雪の中道路を走る谷原)
浅見「それでも行けって言ったんだよ!」(夜の雪山で懐中電灯を持って歩く浅見)
浅見「谷原ぁー!」(叫ぶ浅見)
(茫然としたように振り返る谷原)
村井?「できるわけないだろー!」
(雪に寝転んで揉み合う浅見と谷原)
深瀬「広沢ぁー!」
(爆発)
(救急車の映像)
(誰かが救助されている映像)
明日香「どうしたの!お兄ちゃん!」
村井「いいから行くぞ!」(吹雪の中叫ぶ村井兄弟)
(携帯の音、パンにベリーをに塗っている)
深瀬「広沢…広沢…広沢ぁー!!」(吹雪の中雪の上に倒れこむ深瀬)
 
深瀬モノローグ「あの時引き留めていれば、彼は命を落とさずに済んだ。テレビのニュース「白骨化した遺体は、半年前同じ大学の友人と旅行中に行方不明となっていた広沢由樹さん22歳の…」深瀬モノローグ「広沢由樹。それが彼の名前だ。彼は俺にとってたった一人の親友だった。」
 
・広沢のお葬式の後。「このことは俺たち4人、絶対墓場まで持ってく」誰も口が動いていないように見えるけど、この声だと村井?このこととは?このシーンから切り取られたような映像加工がされ、ここからリバースされる映像。
 
・深瀬「復讐は10年経って始まった。」なぜ復讐だとわかる?復讐とは、かたきうちをする。仕返しをする。ということ。復讐をされるような何かを深瀬はした。
 
・深瀬モノローグ「広沢、俺たちは10歳年を取ったよ。学生の頃は、社会に出たら新しい人生が始まるんだと思ってた。今の会社で俺が期待されていることはただは一つ。コーヒーを淹れること。過去に戻ってやり直すことはできない。いつかは新しい人生が始まるなんて、ただの戯言に過ぎない。自分で踏み出さない限り、なんにも始まらない。」
 
藤原竜也のモノローグのトーンが、穏やかでやわらかくて優しい。これまでの藤原さんの演じてきた役とは違うことがわかる。
 
・深瀬は、就職してから彼女はさっぱりいないと言っている。これは見栄を張っているようには見えないし、大学時代には彼女がいたということ?でも地味で冴えない深瀬に?回想シーンでは、とても彼女がいたようにが見えなかった。
 
深瀬「昔広沢が言ってた。人生を変えるのは一杯のコーヒー。美味しい食べ物。見たことのない風景。見知らぬ人との出会い。そんな些細なことが人生を変えていくんだって。」
 
・パンを美味しそうにほうばる深瀬がかわいい。ダサかわいい。自分の家なのに正座している深瀬かわいい。
 
・生徒とドッヂボールしている浅見先生が、現代のシーン初登場。浅見「ほら、本気だせ~!」かわいい。いたずらっこみたいに、女子生徒のお尻にボールを投げるあさみんかわいい。あさみんの笑顔プライスレス。
莉子「誰?」
浅見「大学の同期。」
振り返って答える浅見先生の声のトーンが、最高。玉森くんにしてはちょっと低い声。こうやって演じ分けてるんだね。
 
・わずかな量の文房具なのに、わざわざ深瀬の会社にお願いしている浅見先生。
 
・祝賀会に谷原や村井も行くか深瀬に訊かれ「どうかな。」と知らな様子の浅見。「最近会ってないんだ?」の深瀬の質問にちょっと間をおいて「うん。」と答えるが、どこか不自然な感じ。
 
・帰ろうとする深瀬に、「深瀬ノドかわかない?」引き止める浅見。なぜ?
 
・深瀬が自販機の下で小銭を探している時に、空き缶を投げたのは女子高生。莉子。スカートが見える。でもなんのために?
 
・サッカー部の部室に向かう浅見先生と深瀬。慌てて逃げようとする生徒を捕まえる。
浅見「何やってんだお前らぁ!下手したら全員退学だぞ。」
深瀬「顧問の先生じゃないの?」
浅見「1年3組の梶田。」
深瀬「1年…老けてる…」
浅見「辞めろよ、傷つくだろ」
このやりとりかわいい。台詞のテンポ。かぶせ気味にという指示があったと言っていたけど、このあたりもなのかな。
 
・退学はかわいそうという深瀬に、「あのなぁ…罪は罪なんだよ。うやむやにしたらろくなことにならない。」と言う浅見。この意味深な台詞まわし。お顔の角度も美しい。もちろんこの言葉は真理なんだけど、自分に言い聞かせているかのようで。浅見も過去の罪に苛まれているのではないか。過去に有耶無耶にしたから、事件が起きた。浅見の厳しい生徒指導は、過去の事件がそうさせているのか。過去の事件の罪滅ぼしの意味も込めて、生徒に厳しく指導し、正しく生きてもらおうとしているのではないか。
 
・「見なくていいもん見ちゃったな…」浅見の声のトーン浅見の台詞だが、浅見のカットではなく深瀬のカット。意味深な台詞。これは過去の深瀬を暗示しているのか。10年前の旅行中、蕎麦屋で浅見が深瀬に言った言葉と同じ。
 
・深瀬モノローグ「罪は罪。有耶無耶にしたら、ろくなことにならない。俺にはうやむやにして葬り去った罪が、たった一つだけれど、確かにある。」
 
・「由樹は最後の一日、楽しく過ごせましたか?」とお父さんにきかれ、真っ先に土下座する谷原。これは何か後ろめたいことがあるのか。浅見はそんな谷原の行動を見てる?その後、土下座をしている。「申し訳ございませんでし涙。俺たちのせいで広沢くんが…(号泣)」この時、谷原、浅見、村井は泣いているようだが、葬式で一番泣いていた深瀬は泣いていない。なぜ?一番に泣きそうなのに。
 
・深瀬モノローグ「新しい人生を始めようとしても、何度もそこへ引き戻される、決定的な1日が、確かにある。」
 
・深瀬に「最近誰かに誹謗中傷されたことない?」と聞かれ「まぁ生徒たちに、バカだのクズだのポンコツだの」(くだらないって感じで目を閉じる浅見)日常茶飯事だよって感じの台詞と表情がすごくナチュラルで好き。
 
・オレンジジュースが掛かってしまった手をちゃんと気にする自然なお芝居!!これが咄嗟のお芝居だったんだね。すごく自然に気にしている風だった!
 
・(’ω,’)うぃーおつかれー。これは学生の時も言っていたね?口ぐせなの?
 
・村井と谷原はお酒、浅見はオレンジジュース。浅見は禁酒している。
 
・まだまだ若い!わかいよー!と茶々を入れる村井は明るくて、影響力のあるキャラクターに見える。
 
・広沢のお母さんが深瀬と一緒にいることに気づいて、村井と谷原に教える浅見の声のトーン。
 
・おいおいおいおい…指差しちゃってるよ…
 
・「みんなで会うのは久しぶりなん?」と広沢のお母さんに聞かれ、歯切れ悪く、「えぇまぁ」と答える村井。「この4人で顔を合わせるのは…三回忌以来ですかね。」浅見の広沢母の様子を伺う印象的な視線、表情。これは偽りなの?このシーンのぎこちなさが気になる。
 
・小笠原はなぜみかんをもっているのか?広沢の実家はみかん農家。小笠原と言えば、なぜそこまで事件に執着しているのか。ただ怪しいからと言って未解決事件を追っているだけのしつこさではないような気がする。なんのために?事件の真相を知って何をしたいの?
 
・小笠原に10年前の事件のことを聞かれて、一瞬動揺を見せるも真っ先に「何のことです?」としらばっくれる浅見の声のトーン。この台詞の言い方も好きだ。。動揺しているのを隠かのよう。でも、何でしらばっくれる必要が…?そして真っ先に小笠原から逃れようとタクシーを捕まえたのは村井。
 
・深瀬は、浅見も谷原も村井もとっくに気持ちの整理はついてるっていうけど、本当にそうかな?少なくとも浅見は禁酒しているほどなんだから、忘れてはいないし、むしろ後悔をしていてずっと背負っていく覚悟をしてるのでは。
 
・大学の研究室で、深瀬と広沢が出会ったシーンから、リバース。切り取られるみたいな映像加工。
 
・美穂子とデート中に回想シーン。大学生になってやっと親友と呼べる友達ができた深瀬。ここからリバース映像のシーン。諏訪湖でジャンケンする4人、深瀬と広沢の気持ちを伝え合うシーン、広沢の笑顔、スノボを持って雪山を歩いて別荘に向かう4人、サブリミナルっぽく一瞬トンネルの中、肉の入っている保冷庫を開けて喜ぶ4人、電話している村井、「お前何言ってんだよ!こんなことで将来棒に振りたくない。」と声を荒げる浅見、携帯を机に叩き置く谷原、そのやりとりを聞いていた広沢、振り返って笑顔で消えていく広沢、全ての映像のバックにうっすらとトンネルを走る映像が重なってる。
  
・深瀬と美穂子のデート。「両親も普通だったし、学生生活も普通だったし、情けないぐらい何にもエピソード思いつかない。」「なんにも?」美穂子の聞き方が、こわい。本当に何にもないのー?って驚いてる言い方ではなくて、疑っている言い方。美穂子は何か知っているの?横顔だけで、正面の表情がわからない。「こうして偶然美穂ちゃんと出会えて、」と話す深瀬を見つめる美穂子の表情。偶然ではなく必然だったの?あの、あのね、、って美穂子は何を言いかけたの?
 
・美穂子が鍵をなくしたのもわざと?
 
・家に誘おうと戸惑ってる深瀬、誘おうとして声がうわづる深瀬かわいい
 
・捨てられないハチミツは、2006年5月のラベル。10年前、広沢からもらったみかんのハチミツ。みかん。天然のハチミツは腐らない。と舐め始める美穂子は、何かを察しているのか。
 
・キスシーンさぁ!!深瀬はちょこんと待ってるだけで、美穂子から奪いにいくみたいなのかわいい!
 
・明日香のシーンの効果音はなに?ちょっと怖い。
 
・村井と谷原のシーン。
村井「小笠原、こいつあの時の車は誰の名義だとか別荘は誰のものとかけっこう突っ込んで調べてるらしい。」
谷原「何で今更」
村井「どっから漏れた…」
谷原「俺じゃないよ。話すはずないでしょ、そんな昔のことさぁ。困るよねー俺今年昇進するかもしれないしさ。」
村井「じゃあ、誰だよ。」
谷原「浅見も話すはずねぇし深瀬じゃねぇ?」「とにかく、俺は何も言ってないから、誰にも」
村井「谷原お前、あの件のことで俺に言ってないことあるんじゃないのか」
谷原「ないよ」
村井「一回深瀬シメておくか」
大学時代から好きだった村井妹と結婚した谷原と村井は、必然的にずっと付き合いがあった。よく顔を合わせていたはず。そして、谷原は好きな人の兄だから村井には気を使っていたりする?ゼミ仲間の力関係?
 
・浅見「それでも行けって言ったんだよ!」
 
・藤本先生「ねぇ、なんであの子達が飲酒してるって気付いちゃったんですか」空きカン投げられたから。誰かが故意に深瀬に気付かせた。あの時空き缶を投げた女の子は莉子?でも、なんのために?山口まゆちゃんのインタビューで、莉子は浅見を守りたいと思っていると言っていた。
 
・浅見が相良宅を訪問するシーン。
浅見「相良くんに伝えてください。その場しのぎはするな。後々、必ず苦しむことになるから。」この!言い方!生徒への厳しい指導は、過去の自分の罪の償い?過去を繰り返さないために?浅見には過去を隠喩しているかのような意味深な台詞がめちゃくちゃ多い。相良の家の庭にみかんの木?
 
・生徒の莉子に「早く帰れ。ほら。早く帰れ。また明日な。」莉子「あさみん、一人で大丈夫?」浅見「もう暗いから、早く帰れ。」わずかに微笑んで優しく答える。質問には答えていない。莉子の浅見を見る視線。
 
・クローバーコーヒーのママ。「もしかして、ここで会う前から彼女のこと知ってた?」深瀬の反応は図星っぽい?質問に答えず、頑張るとのみ。
 
 ・深瀬が美穂子に広沢のことを語るシーン。深瀬「大学の時、広沢って友達が行方不明になったんだ。広沢は俺たちのせいで死んだんだ…。」窓越しにリバースしていく映像。爆発、掴み合う立原と深瀬、タクシーが走る、駅?でタクシーに乗る村井兄弟、道路を走る谷原、別荘に乗る向かう4人、車で雪道を走る、楽しそうな車内、そば、深瀬と広沢のシーン、戻りきって切り取るみたいな映像可能。
 
・ゼミ室入ってくる浅見(’ω,’)うぃ〜。
 
・スノボかぁ…おもしろそうだね。行きたいなぁ。ちょっと考える
 
・広沢をスノボに誘ったのは村井。無理にとは言わないけどと言う浅見だけど、浅見と谷原の3人が発案っぽい?谷原が、今までバイトだ就活だってゼミ仲間でなかなか行けなかったからっていう理由をつけているがはたして?大学の廊下で振り返って広沢に視線を送る村井がとても意味深。
 
・2006年5月 実家から送られてきたみかんのハチミツ、
 
・事件当日。2007年2月23日。村井は昨日事故って遅れて合流。車は村井の親の車。今夜の肉も持たせてくれた。浅見が「合流するとしたら、明日香ちゃんも来るかもって」とより詳しい情報を知っているのは、ただ単にまとめ役だから?村井とそんな話をするぐらい仲が良かった?
 
・免許持ってるのは、浅見と広沢。広沢は取り立て?
 
・谷原のリアクション「どんだけー!とりたてー!」小ネタ(笑)挟んできてるのおもしろいんだけど、これが流行ったのってちゃんと2007年なんだよね。たぶんアドリブなんだろうなぁと思うんだけど、ちゃんと時代背景まで把握したうえで考えてるんだろうなぁ。
 
・谷原は明日香が好きで来て欲しいから、迎えに行ってほしい?でも飲酒運転になってしまう浅見はそんなことで将来棒に振りたくないと拒否。
 
・ドライブ中の音楽、オレンジレンジ、ワイディングロード。これも2007年に流行っていた曲。
 
・浅見から広沢に運転を代わるタイミングは、谷原の指示?浅見!って声かけてる?携帯を見る広沢を見つめる谷原と浅見の視線が気になる。意味深。
 
・斑丘高原のホテルで、スキー合宿に来ていた宿泊客の貴重品が盗まれる事件。この地域では、昨年秋から、別荘、ホテルなどで窃盗事件が相次いでおり、同一グループの犯行と見て捜査を進めている。
 
・くるみ蕎麦。
浅見「広沢って自由っていうか」
谷原「ああいうところがムカつくんだよ」
浅見「深瀬だよなぁ?広沢と村井の妹が歩いてるの見たの」
深瀬「うん。」
浅見「お前、見なくていいものを見ちゃったなぁ。。しかも村井に告げ口までしてさぁ」
深瀬「ちがう!ちがう!広沢が女の子と仲良くしてるの珍しいし、最近よく広沢と一緒にいるの誰って聞いたら村井に俺の妹だって言われてすっごくびっくりして。」
谷原「最近よく一緒にいる?付き合ってるってこと?」
深瀬「知らない。」
(浅見の考え込むような表情)
谷原「俺はさぁ明日香ちゃんのことが1番好きってずっと言ってたのに。またよりによって広沢っていうのがむっかつくわ。」「明日香ちゃんの話をしてるんですー。」
(考え込む浅見)
 
・広沢が落ちたことを深瀬が知らないのとに不思議に思う浅見
 
・お土産やさんで、キーホルダーを見ている広沢。誰かにお土産なの?何かを郵送したみたいだけど、誰宛?
 
・あんまり就職する気がなかった広沢。なぜ?企業じゃなくて行政法人の試験。ボランティアというかやってみたいことがあって。広沢のやってみたいこととは?深瀬は広沢についてあまりよく知らない?
 
・広沢「みんなで心の折れてあきらめていくのに、深瀬だけ諦めてなかった。すごいと思ってる。」
 
・どうするんだこれからと聞かれて、神妙な表情の広沢
 
 ・窃盗事件。「俺らが泊まる別荘が襲われたらどうする?と話す谷原に、「やめろよ。谷原が言ったことって割と現実になるんだ。」と話す浅見。浅見先生の意味深ワード4つ目。
 
①「罪は罪なんだよ。有耶無耶にしたらろくなことにならない。」
②「見なくていいもん、見ちゃったな。」
③「その場しのぎはするな。後々、必ず苦しむことになるから。」
④「谷原が言ったことって割と現実になるんだ。」
 こうやって見ると、浅見は、謎を解く鍵となるような重要な台詞が多い気がする。自分に言い聞かせているかのうようでもあるし、自らを戒めているかにようでもあり。きっと過去の事件のことを暗示している
 
・深瀬モノローグ「10年前の記憶が正しいかどうか自信がない。あの日起こったことは一生忘れないと思っていたのに。そもそもそも俺はどうして旅行に誘われた?浅見と谷原はあの時何をしてた?本当に村井は事故ったのか?雪は、いつから降りだしてた?誰がこれを送って来た?なぜ広沢が死んだのか。あの事を知ってるのは誰だ。落ち着け。よく思い出せ。起こったことを全部思い出せ。」美穂子の視線。
 
・深瀬モノローグ中の映像。焼肉をしながらと酒をのむ4人、駅から電話する村井兄弟、吹雪の別荘、懐中電灯を持って歩く浅見と谷原、電話する谷原、爆発、吹雪の中の浅見、谷原、吹雪の中手を見つめる谷原、懐中電灯を持って歩く明日香、険しい顔の村井、吹雪の中彷徨う深瀬。
 
・物語の中に、印象的に差し込まれている、空き缶を投げるシーン。深瀬が浅見の高校で、生徒の飲酒に気付いてしまったのも、空き缶が投げられたから。10年前の旅行中、食べ歩きをしながら空き缶を投げていた思い出。深瀬は上手に入れられない。
 
 
◆登場人物気になる点まとめ
深瀬
深瀬は中途採用の面接をしていたが、転職しようとしていたのか?なぜ?クローバーの奥さんから、美穂子のことをここで会う前から知ってた?と訊かれたのに、頑張ると答えるのみ。なぜはぐらかす必要が?深瀬は広沢のことを親友だと思っていただ、面接に落ちたことを知らされていなかった。浅見は知っているのに?
 
浅見
浅見は物語のキーとなってくる意味深な台詞が多い。その台詞たちや、10年経っても禁酒をしている浅見を見ると、責任を強く感じていたり、後悔していたり、自分を戒めているように感じる。生徒に厳しいのも、生徒を思うが故。過去の過ちは繰り返さないとでもいうかのよう。
 
浅見と深瀬との関係
なぜ、わずかな量の文房具をわざざわ深瀬に頼んでるのか。なぜ、時間ある?と深瀬を引き留めたのか。「罪は罪なんだよ」のシーンは、深瀬を見ているようで、視線があっていないようだし、「見なくていいもん見ちゃったな」は浅見のシーンなのに深瀬のバックショットなのが過去を暗示しているかのよう。
 
谷原
一浪しているので、年齢は深瀬や浅見よりも1個上。村井の妹が好きだったこともあり、広沢のことをあまり良くは思っていなかった?現在は、村井の妹と結婚し子供もいるので、村井とは深いつながりがありそうだし、嫁の兄という関係上、村井の方が気を遣う?
 
村井
なぜ、広沢と深瀬をスノボ旅行に誘ったのか。村井が先に声を出している。そして、深瀬から妹と仲の良いことを知って、どう思っていたのか。旅行当日、事故で遅れるっていう話は本当?広沢もこの話を知っているのは不自然な気も。村井と小笠原のことを話している時、深瀬を一回シメておくかと言っていたのが気になる。シメるとは?
 
広沢
なぜ、深瀬に面接に落ちたことを言わなかったのか。あんなに一緒に過ごしていたのに、村井の妹と仲が良いことも話していなかったのも気になる。広沢は就職するつもりがなかったのはなぜ?独立行政法人を希望していたのはなぜ?みんなとそばを食べずに、カレーを食べたのは、本当にカレーが好きだけだから?
 
美穂子
デート中、普通だったから何もエピソードが思いつかないと話す深瀬に「なんにも?」と聞き返す美穂子の声のトーン。驚くみたいな訊き方ではなく、訝しげ。「深瀬和久は人殺し」と書かれていた手紙を深瀬に見せるまでに、印象的に差し込まれている雨のシーン。
 
小笠原
なぜ、そこまでずっと執拗に10年前の真相を探っているのか。僻地に飛ばされ、人生が変わったから?事故で処理されたのを事件性があると思ったのはなぜか?祝賀会でみかんを持っていたのはなぜ?
 
広沢の母
広沢の親友だったのは、深瀬なのに名前を覚えていない?谷原や村井の名前は先に出てくる
 
旅行当日のシーン
広沢に運転が変わったときの、浅見と谷原の意味深な視線。ラジオから2度も流れる窃盗のニュース。空き缶を投げ捨てるシーン。